この記事を書いた人
Doktor Nakano
成蹊大学から東京大学大学院農学生命科学研究科へ進学。
同研究科博士後期まで進学し博士号取得(農学博士)。
ポスドクとして海外留学後、日本に帰国しバイオベンチャーにて再生医薬品開発に従事中。
ダイワハウスで注文住宅を建築中。注文住宅の関するブログを発信しています。
大学院入試対策やコンサルティング転職活動についてもブログを発信しています。
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私のブログが一人でも多くの方の夢や目標を叶える一助になれば幸いです。
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注意
本記事は、私Doktror Nakanoの経験と独自に調べた内容となっておりますことご了承ください。誤情報がないように最新の注意は払っておりますが、万が一記載内容から皆様が不利益を被られましも一切の責任は負えませんこと重ねてご了承ください。
読者の皆様の全てのケースに当てはまる内容ではないため、各位の状況に応じまして情報を調べて頂けますと幸いです。
土地探しの方法
まず土地を探す方法について、私が見聞きした中ではおおきく4つの方法があると思います。
土地探しの方法
- 不動産屋経由で探す。
- 工務店やハウスメーカー経由で探す。
- 希望エリアをインターネットや歩いて探す。
- 近所・知人経由で探す。
私の場合は、1番と3番の合わせワザで競合のうえ理想の土地を探すことができました。
それぞれの方法について私個人が感じたメリット・デメリットをお伝えします。
不動産経由で探す。
この場合は、すでに希望のエリヤがある場合などが考えられると思います。
住宅開発している地域でない場合も含めて、その地域にある不動産屋さんに行くことが得策だと思います。
すでに中古物件が建っている場合は、土地の売主さんは近くの不動産屋さんへ行き土地を売られることがあるためです。
今は、HOME'sやSUUMOなど土地や物件の情報サイトがあるので、まずはネット経由で探すことが多いと思います。
その後、実際に各物件を扱っている不動産屋さんに行くと、まだネットには出ていない物件やちょうど売りたいと来られた方がいるなど生の情報が入ってくるのはメリットになります。
デメリットはあまり感じたことはないのですが、金銭面で仲介料がかかることでしょうか。
メリット:まだ公開されていない生の情報が手に入る。
デメリット:仲介手数料がかかる。
ハウスメーカーや工務店経由で探す。
こちらはハウスメーカーや工務店をまず決めてから土地を探す場合になります。この場合さらに2つのケースがあります。
- ハウスメーカーが住宅開発のため土地を買取注文住宅や建売住宅を販売するケース(条件付きの土地)
- 土地探しから一緒にしてくれるケース
前者の場合のメリットとしては土地と家同時にハウスメーカーから購入するため、比較的安く土地と家を購入することができます。また開発している地域の場合区画整理され、街全体が新しい雰囲気で、近所も同世代や子供が同じ年代である可能性が高いことも生活する上でメリットかもしれません。
後者の場合はハウスメーカーが贔屓にしている不動産とのコネクション次第になると思います。
全体的なデメリットは希望の土地が住宅開発しているとこの場合好きなハウスメーカーで建てられない可能性がある(ハウスメーカーをまず決めている場合は当てはまりません)。
また、中古物件付き土地の場合は、オーナーさん(売り主さん)がすでにいらっしゃるため、ハウスメーカーを通してさらにハウスメーカー→不動産屋を通した場合、オーナー様から土地を実際に買いたい方の素性が全く見えないというデメリットがあります。
オーナー様と値段交渉や土地購入の交渉を行う際にその人となりを同時に見られることになります。
オーナー様によっては、過剰な値段交渉をされた方にはもう売りたくないなど人ですので個人的な感情が入るのでそれは当然のことだと思います。
さらに、すでに多くの家が古くから経っている場合は近所付き合いなどもあるため、なおさら土地購入者の方がどういう方なのか見られる場合があります。
私のケースでは、まさにすでに中家付きの土地で、大手不動産屋さんを介して土地を探しており、土地のオーナー様も同じ不動産屋さんへ売るお話を持ちかけていらしたところでした。
その中で、ハウスメーカー&別の不動産屋経由で他の購入希望者がいらっしゃりいわゆる競合となりました。
結果的に同じ不動産屋で手続きや連絡が勘弁で、人となり(地元が同じ)も判断いただき私達が購入することができました。
- (私の場合)売り主⇔不動産屋A⇔買い主
- (競合者の方の場合)売り主⇔不動産屋A⇔不動産屋B⇔ハウスメーカー⇔買い主
上のスキームを見ていただくと一目瞭然ですが、売る側からすれば、土地売買に絡む方が3者も4者もいるよりも、不動産屋さん1者のみが仲介に入るため非常に透明性が高く、なにか些細なトラブルが起こってもすぐに対処できる安心感があります。
3者も4者も仲介が入りますと、伝言ゲーム化し、売り主から買い主へ伝えたいことが伝わらない可能性が出てきます。これは買う側も同じだと思います。
メリット:ハウスメーカー限定の条件付き土地の場合比較的安く手に入る。住環境が新鮮。
デメリット:売買時に不透明さから不利になるケースがある(中家付き土地の場合)。
希望エリアをインターネットや歩いて探す。
希望エリアが定まっている方にはおすすめの方法です。
私もこのパターンで、街は決めていまして、さらに実家も近いということから丁目まで決めて、散歩しながら空き物件がないか、売りに出されている物件がないかをみていました(不審者に扱われないように注意してください)。
同時に、SUUMOやHOMEA'sなどのアプリでもその地域の空き土地をさがしました。
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希望の街は、約50年前に開発された地域のため、住まれなくなった中古物件を崩して新しい家が立つサイクルに入っているとちのため、古い家がすでにあることが前提となっていました。そのため、古家が建っていても、SUUMOなどでは中古物件ではなく土地のカテゴリーで検索がヒットして来ることがあるのでご注意ください。
ただし、インターネットだけに頼るのはご注意ください。なぜなら、インターネットに出ている情報は、レインズという不動産情報に公開された情報だからです。ですので、誰でも閲覧状態となっていますので、競合(購入希望者が複数人になること)が起こる可能性があります。
レインズとは?
国土交通大臣から指定を受けた不動産流通機構が運営しているコンピューター・ネットワーク・システムの名称です。
私の場合は非公開のときから知っていたのですが、ハウスメーカーが決められないうちに公開情報となり、結果競合となったなりました。
メリット:(インターネットの場合)手軽に多くの土地情報を検索できる。
(歩き回る場合)住んでいないような家を見つけられる。
デメリット:必ず土地があるとは限らず、いつ土地が売りに出されるかわからない。
(インターネットの場合)非公開の土地情報が手に入らない。
結果的に探し回っった土地ではなく、意外なところからとてもいい物件が見つかりましたが、自ら探し回る努力をしていると思いもよらぬところからいい土地を得られたと思っています。
近所・親族・知人経由で探す。
最後は、ご近所や親族、知人経由で探す方法です。
私が希望の街のようにすでに多くの古家が建っていている場合ご近所付き合いも多く、引っ越すことや土地を売ろうとしていることなどの情報が入ることがあります。
その場その方と直接土地の売買をすることができます。ただし、ローン契約や瑕疵担保責任や不動産売買契約書の作成など大変な点がありますが、不動産屋の仲介料を払う必要がなくなるのは大きいかもしれません((売却価格×3%+6万円)×消費税10%)
したがって、土地価格が2000万円の場合:2000万円×3%+6万円=66万円×消費税10%=72.6万円となります。
近所知人や親族の場合は、どのような人か分かっているため土地の売り主が安心できるため赤の他人の方より有利になります。
私が聞いた話では、ある土地をハウスメーカーも決めて購入を申し込んでいたのに、その土地のお隣さんが子供夫婦のために購希望をだし、土地の売主さんがお隣さんに売ってしまったケースがあり、すでに申し込んでいた方が大変激怒したことがあるそうです。
これほど近所・知人の方から土地を買う場合有利になるので、もしすでに住んでいる地域の場合知り合い、ご近所さんからの情報収集を行うことでいい土地が見つかるかもしれません。
このように有利な面もありますが、近所・親族や知人と親しいがためのトラブルということも起こりえますので注意が必要です。
メリット:他人に知られず希望の土地を得られる可能性がある。個人売買などで仲介手数料を節約できる。
デメリット:ご近所・親族・知人とのトラブルに注意する必要がある。
まとめ
注文住宅を建てるための土地の探し方についてご紹介してきました。
私の経験や見聞きした範囲ですので、その他の方法もあるかもしれません。
大切なのは情報網です。
希望のエリアや場所、私のようにピンポイントで土地を探している方は、とにかく上の全ての方法を用いて情報網を広げて希望の土地を探していただけたらと存じます。
現在土地を探している方がいらっしゃった希望の土地と出会えることを祈っています。
Doktor Nakano (@DoktorNakano)