エッセイ

【Dokror Nakano Essay Vol.1】「将来何になりたいの?」と聞くのではなく「将来どのような大人になりたいの?」と聞く。

2021年5月18日

この記事を書いた人

Doktor NakanoDoktor Nakano

成蹊大学から東京大学大学院農学生命科学研究科へ進学。

同研究科博士後期まで進学し博士号取得(農学博士)。

ポスドクとして海外留学後、日本に帰国しバイオベンチャーにて再生医薬品開発に従事中。

東大大学院進学やブログ運営について記事を書いています。

また、日々想っていること感じていることをエッセイという形でブログにしていきます。

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「将来何になりたいの?」と聞くのではなく「将来どのような大人になりたいの?」と聞く。

小学生〜高校生くらいまでに学校や親に「将来何になりたい?」と聞かれた方はおおいのではないでしょうか?

私自身も小さいときはバスの運転手や高校生くらいではスポーツトレーナーなどなりたい職業を思い描いていました(結果的に研究者となり今は製薬ベンチャーで会社員になっています)。

ちなみに2021年の人気職業ランキングを見てみますと。

2021年人気職業ランキング

  1. 宇宙飛行士
  2. YouTuber
  3. プロスポーツ選手
  4. 公務員(一般行政)
  5. 薬剤師
  6. 医師
  7. 金融業界で働く
  8. イラストレーター
  9. 声優
  10. 編集者

出典;13歳のハローワーク

となっており、1位は宇宙飛行士、2位がYouTuberという現代を反映した内容です。

医師よりも薬剤師のほうが人気があるのは、コロナワクチンなどの開発のため製薬企業で働きたいと思われた中学生が多いのかもしれません。

また声優は鬼滅の刃の影響が大きいかもしれません。

一方で、いままで親や学校から「将来どのような人(大人)になりたい?」と聞かれたことがある方はいるでしょうか?

私自信は聞かれた記憶はありません。

どのような人になりたいというのは例えば「どんな人でも喜ばせられる人になりたい。」「困っている人を助けられる人になりたい。」「日本を背負うような人になりたい。」などになります。

これはいわゆる人生のビジョン・軸になることを聞いています。

なりたい職業を聞くことでその子の可能性に制限をかけている。

なりたい職業を聞いてしまうと例えば医者になりたい場合勉強する必要があり、小学生のころから塾通いをし、勉強しかしないまま医者になるという可能性があり、心も体も成長する大切な時期を勉強のみに使ってしまう可能性もあります(お医者さんを目指す方が全員ではありません)。

それがだめというわけではありませんが、職業の人気不人気問わず自然とその子達の可能性に制限をかけていることになります(医者以上は目指さない)。

一方で、「どのような人になりたいのか?」という質問をすることで、例えば「探求したことで世界の人々を救えるような人になりたい」となれば、探求することは研究や自分でいろいろ本を読むことなどでき、人を救うことは広い意味では医者でもできますし、お笑い芸人でもできます。

仮に医者を目指していて受験勉強に向いていなくなれないかもしれないとなっても、人を救いたいという軸が振れていなければお笑い芸人になるという選択をすることができその子の可能性を広げるかもしれません。

現代では医者もして芸人もして、YouTuberもすることはできますので、可能性を広げていただきたいと思います。

 

何歳になっても「どのような人になりたいか?」を探し続ける。

13歳のハローワークを引用しましたが、「どのような人になりたいか?」という質問は学生にのみに問いかけているわけではなく、すでに社会人になっている人にも問いかけています。

社会人になった方の中には「僕は本当は何がしたいのか?」とふと疑問を持っている人もいるのではないでしょうか?むしろそのような方は多いのではないでしょうか?

その場合、「何をしたいか?」ではなく「どのような人になりたいのか?」という問を自分自身にしてみてほしいと思います。

もしかしたら今まで気づかなかった自分の気持ち発見でき、「なりたい人になるために何をすればいいのか?」というヒントに繋がると思います。

 

まとめ

デジタル化が進み数年先も読みづらくなってきた現代だからこそ、自分がどのような人になりたいのか立ち止まって考えていただきたいと思います。

そいう私は今は、

「自分自身でも日本や世界の人々を幸せにできるような人になりたい。」

「自分の経験や知識を子どもたちに伝えることで子供たちの世界を広げられる人になりたい。」

「何もしがらみに囚われず自分の意志に従った人生を送れる人になりたい。」

このような人になりたいと思っています。

この記事があなたのブログ運営の一助になれば幸いです。

ご質問、コメントお待ちしております。

Doktor Nakano (@DoktorNakano)

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島根県産まれ。 東大大学院で博士号を取得。スウェーデン・アメリカへ研究留学後、製薬企業にて開発業務に従事中。 東大大学院入学・ビジネス・本レビュー・ランニング・マラソンを中心に情報を発信しています。マラソンPB:3時間38分33秒(ネットタイム、2023大坂・淀川市民マラソン)

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