この記事を書いた人
Doktor Nakano
成蹊大学から東京大学大学院農学生命科学研究科へ進学。
同研究科博士後期まで進学し博士号取得(農学博士)。
ポスドクとして海外留学後、日本に帰国しバイオベンチャーにて再生医薬品開発に従事中。
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私が実際に使用しているサービスやモノや本の中から、自信をもっておすすめできるものをレビューを通して紹介しています。
ご質問がある方は、ツイッター@DoktorNakanoまたはこちらよりお問い合わせください。
注意
本記事は、私Doktror Nakanoの経験と独自に調べた内容となっておりますことご了承ください。誤情報がないように最新の注意は払っておりますが、万が一記載内容から皆様が不利益を被られましも一切の責任は負えませんこと重ねてご了承ください。
読者の皆様の全てのケースに当てはまる内容ではないため、各位の状況に応じまして情報を調べて頂けますと幸いです。
こんな方におすすめ
- そもそも格安SIM?MVNO?という方。
- どの格安SIMやMVNOを選べばいいか分からない。
- IIJmioのメリットとデメリットを知りたい。
- IIJmioの口コミが知りたい。
- IIJmioの実際に料金を知りたい。
【結論】IIJmioはオススメです。
まず始めに結論からですが、IIJmioはオススメです。
特に、夫婦やお子様がおられる家族の方にお得なサービスが多く用意されています。
また、MVNOによく聞かれる「通信速度が遅い」などの問題も感じることなく、大手キャリアと遜色ありません。
家電量販店に行き、格安SIMの売り込みで話をかけらるのですが、毎回以下の会話が店員さんと繰り広げられます。
この会話の後、店員さんからこれ以上売り込みを受けることが無いです。(笑)
それくらいIIJmioは金額的にもお得ですが、インターネットの速度などもdocomo回線を使用しているおり、普段遅いと感じたことは全くありません。
「月々の携帯料金を安くしたい」「子供に携帯が必要だから携帯を買って、データ通信も増やす必要がある。」などお考えの方にIIJmioのこと、メリット・デメリットなどをお伝えしていきます。
格安SIMとは?
まずは格安SIMとは?MVNOとは?から説明していきます。
格安SIMカード
SIMカードは「Subcriber Identity Module Card」の略になり、音声通話機能付きのSIMカードの場合、携帯電話番号が登録されています。
つまり、スマートフォンを識別するための個別ICチップということになります。
SIMカードの詳しい説明は、こちらの記事をご参照ください。
>>ゼロから分かる格安SIM:第1回 そもそもSIMって何なの?
格安SIMとは、低価格でインターネットや通話を利用できるサービスのことになります。
MVNO
次にMVNOですが、「Mobile Virtual Network Operator(仮想移動体通信事業者)」の略になり、MNO「Mobile Network Operator(移動体通信事業者)」から電話やインターネットを利用するために必要な電波や回線を借りて、通信サービスを提供している事業者になります。MNOはいわゆる通信キャリアであり、日本ではDocomo、 au、 ソフトバンク、楽天などが、MNOになります。
MVNOは、MNOから回線や電波を借りているため、月々の料金を安く抑えることができますが、その代わりに、大手キャリアを利用するより通信速度が遅いと一般的に言われています。
MVNOには、CMなどで見聞きする名前が知れたところから、聞いたことがないところまで様々あります。
下記有名なMVNO一覧です。
MVNO一覧
MVNOとMNOの関係については、下記の記事に詳しく書かれていますので、ご参照ください。
>>@DIME「最近よく聞く「MVNOって何?「MNO」との違いは?」
実際に、料金や通信速度についてはこのあとご紹介していきます。
SIMカードの種類
SIMカードには以下の2種類があります。
音声通話機能付きSIMカード
スマートフォンで電話とインターネットの両方が利用可能。
私も、電話機能が必要なため、この音声通話付きSIMカードを利用しています。
データ通信専用SIMカード
スマートフォンやタブレットでインターネットのみ利用可能。
*LINEやFacebook等は利用可能ですので、LINE電話は利用可能です。
使用目的により、購入するSIMカードを選択する必要がありますが、この記事を読んでいる多くの方は「Docomoやau、ソフトバンクの大手キャリアが高いからMVNOに乗り換えようかな」と考えている方だと思われますので、その場合は、音声通話機能付きSIMカードを選ぶ必要があります。
データ通信専用SIMカードを選ぶ方は、音声通話機能付きSIMカードはすでに使っていて、Cellular機能付きiPadやPCでWi-Fi環境がないところでインターネットを利用したい場合に必要な方にオススメです。
IIJmioとは?
まずIIJmioとはどういうMVNOなのかご紹介していきます。
IIJmioはIIJが運営するフルMVNO
IIJmioは、IIJ(インターネットイニシアティブジャパン)が運営するフルMVNOです。
フルMVNO
大手キャリアの回線を借りずに、自ら運営したサービス提供をおこなう事業形態。加入者管理機能(HLR/HSS)を自前で運営する。
IIJは、1993年に日本で最初にインターネット接続の商用サービスを開始したインターネットサービスプロバイダです。
そして、今回紹介するIIJmioというMVNO事業を2008年1月に開始した、12年以上の実績があるMVNO業界の老舗企業になります。
実際に業界初のサービスをいくつも生み出しています。
参照;IIJmio
フルMVNOでできること
実際にフルMVNOはそのほかのMVNOと違い、加入者管理機能(HLR/HSS)を自前で運営することにより大きく3つの利点があります。
1. 契約オペレーションの柔軟性
通常のMVNOだとSIMカードの通信を可能にすつためには、MNOに定められたシステム仕様にそった回線開通を行う必要がありますが、フルMVNOは、この回線開通処理をMVNOが使いやすく・拡張しやすく定めることができます。
2. ネットワークの柔軟性
フルMVNOなど、国際ローミング(海外に行った際に、海外のインターネット回線を利用すること)などの際に、自由に海外のモバイル事業者と直接接続ができるようになるため、国内外問わず柔軟性の高いサービスの提供が可能になります。
3. 自由なSIMの形状
通常のMVNOではSIMベンダーから貸与されたSIMカードであるため、制限があるサービスしか提供できません。ただ、フルMVNOでは、独自にSIMベンダーから調達したSIMカードで様々なサービスが提供可能となります。その典型例が「eSIM」になります。eSIMの利点は、SIMの差し替えが物理的に現実的でない機器にもSIMが組み込みが可能になります。身近でも、iPhoneなども2枚SIMをいれることができないが、プライベートとビジネスを1台で使い分けたいというときに、ビジネス用にeSIMを利用するなどが可能になります。
※IIJmioは日本で始めてeSIMを利用したデータ通信サービスした国内で初めて導入した通信会社です。
フルMVNOについての詳しい説明は以下のサイトをご参照ください。
IIJmioのメリット
ここで、IIJmioを3年以上利用している私が感じているメリット・デメリットをご紹介してきます。
まず、メリットから紹介していきます。
メリット
- 解約金が良心的
- データ通信量を家族でシャアできる
- 残ったデータ通信量を翌月まで繰り越せる
- 「みおふぉんダイアル」で通話料が半額になる
- ドコモとauの2つの回線を選べる
- SIMフリーのiPhoneが使用可能
- セット販売されているスマートフォンの機種が充実している
- ほとんどの機種でテザリング可能
- インターネットと同時契約でさらにお得
メリット1:解約金が良心的
参照;IIJmio
私がIIJmioを選んだ一番の理由がこれになります。
海外で生活しており、日本に帰国した際に携帯電話をどこにするか探していたときに、また海外に行く可能性があったため、大手キャリアでは2年の縛りには抵抗がありました。
途中で解約すると1回線あたり1万円近くの解約金がかかることはもったいないと感じている中、格安SIMの存在を知り、その中でIIJmioでは解約金が1年利用すればかからず、さらに1年以内でも利用期間に応じて安くなるということが分かり、IIJmioにしました。
12ヶ月以内の場合の解約金(調定金)例
利用開始日:1月1日
最低利用期間:2月28日まで(利用開始日の翌月末日)
解約日:8月1日(利用期間5ヶ月間【利用開始付きはゼロカウント】)
調定金:(12ヶ月ー7ヶ月)×1000円=5000円
このように、利用期間が長ければ長いほど解約金が安くなっていきます。
このような解約金システムを取っているところはほぼなく、他のMVNOではいつ解約しても8000~9000円の解約金が取られる。または、解約金が0円でも月々の支払いが高い場合が多いと思われます。
メリット2:データ通信量を家族でシェアできる
参照;IIJmio
12GBのデータ通信量を家族(最大5人)で分け合うことができます。
ミニマムスタートプラン(3GB)とライトスタートプラン(6GB)も2人目までシェアすることができますが、2人までですので、家族3人以上でデータをシェアする場合はファミリーシェアプラン一択となります。
お父さんは普段1GBも使わないけれど2GBのデータ通信量を契約していて余ってしまう、一方お母さんとお子さんがそれぞれ多く使っていて2GBでも足りなく、いつも追加料金を払っている。または通信速度が遅くなるのを我慢しているという場合などに、シェアプランは非常に便利です。
参照;IIJmio
また、これはIIJmioだけですが、タイプA(au)とタイプD(docomo)の回線のSIMをそれぞれ使用していてもデータ通信量をシェアできます。
ちなみに、12GBのデータ通信量で利用できる各サービスの時間は以下になります。
サービス | 1GB | 12GB |
YouTube (画質360pの場合) | 約3時間 | 約36時間 |
TikTok | 約2時間 | 約24時間 |
LINE無料通話 | 約55時間 | 約666時間 |
LINEビデオ通話 | 約3.3時間 | 約40時間 |
インターネット | 約3333ページ表示 | 約4万ページ表示 |
メール送信(写メを添付) | 約333通 | 約3000通 |
上記のように、YouTubeやTikTokなどの動画サービス以外では、家族3~4人でも12GBもあれば月々余るほど十分なデータ量だと思います。
ミニマムスタートプラン(3GB)とライトスタートプラン(6GB)も2人目までシェアすることができますが、2人目のSIMは手数料として400円かかります。
一方で、ファミリーシェアプラン(12GB)は3人目(SIMカード3枚)までは無料でシェア可能です。
したがって、2人でデータをシェアする場合、ファミリープランを選んだほうがお得です。
2人でシェアする場合
ライトスタートプラン(6GB):1520円(使用量)+400円(2人目シェア手数料) =1920円
ファミリーシェアプラン(12GB):2560円
600円高いですが6GB多く利用できるため、ファミリープラン(12GB)を契約したほうがお得です。
メリット3:残ったデータ通信量を翌月まで繰り越せる
>>IIJmio Q&A 「使いきれなかったクーポン(データ量)は繰り越せますか?」
3つ目は、IIJmioでは月の使用可能なデータ通信量のうち、使いきれなかったデータ通信量は翌月末日まで繰り越すことができることです。
私の場合はファミリープランを利用していますが、12GBを使い切るということはなかなかなく、2~3GBやときには半分の6GBなど余るときがあります。
その場合翌月に繰り越され、翌月は合計12GB(当該月)+6GB(繰越分)=18GBとなり、さらに繰り越されたデータ通信量から消費されるので、翌月に旅行で車移動があるので、子供や自分が外で動画を見るかもしれないときなどに便利です。
ちなみに、IIJmioの「mioPON」アプリからどれだけ通信量が残っているか確認することができ、月々のデータ通信量の使用加減を調整しやすいことも嬉しいサービスです。
IIJmioクーポンスイッチ
Internet Initiative Japan Inc.無料posted withアプリーチ
メリット4:「みおふぉんダイアル」で通話料が半額になる
参照;IIJmio
4つめのメリットと、IIJmio専用の「みおふぉあんダイアル」アプリを使用することで、通話料が半額になるサービスがあることです。
みおふぉんダイアルアプリ
Internet Initiative Japan Inc.無料posted withアプリーチ
参照;IIJmio
こちらの表のように、国内であれば、通常20円/30秒のところが、10円/30秒となります。
さらに、同一名義内(ご家族でまとめて契約)の場合は、通常でも20%OFFの16円/30秒ですが、みおふぉあんダイアルアプリを使用することで、8円/30秒となります。
ただ、家族内ではLINE通話などを使用することが多いと思いますので、みおふぉあんダイアルアプリを使用する機会は少ないかとは思います。
みおふぉあんダイアルアプリの使用は通常の電話のアプリと同様に使用できます。
- 【みおふぉんダイアル】アプリを選択
2. 右下のダイアルアイコンをタップ
3. 電話番号を入力
以上です。
家族などよく電話をする人の番号は、【よくつかう連絡先】に登録できます。
みおふぉあんダイアルアプリの存在を忘れて通常の方法で電話をかけてしまうことがあるので、iPhone等の場合、下の固定位置に電話アプリを置き換えておくといいと思います。
メリット5:ドコモとauの2つの回線を選べる
参照;IIJmio
5つ目はdocomo回線とau回線のサービスを提供している点です。
これが、フルMVNOの典型的な強みになります。
もし大手キャリアからMVNOに乗り換える際に機種は使えるから替える必要がない場合、多くの場合大手キャリアで買ったスマートフォンはSIMロックがかかっており、同じdocomoならdocomoの回線のSIMしか使えないという制限がでてきます。そうなると、数あるMVNOの中でもdocomo回線を利用しているMVNOしか選択できません。
この点、IIJmioではdocomoとauの2回線を利用できるため、現在docomoユーザー、auユーザーのどちらの方でもIIJmioに乗り換えることが可能です。
また、SIMフリーの機種を持っている方でも、お住まいの地域の電波状況などによりdocomo回線よりau回線がいいなど好みがある場合でもIIJmioでは対応可能です。
ちなみにdocomo回線、au回線それぞれのサービスエリアは下記で調べることができます。
メリット6:SIMフリーのiPhoneが使用可能
参照;IIJmio
6つ目はiPhone 5c/5s以降のすべてのSIMフリーiPhoneの使用が可能な点です。
私は、iPhoneユーザーで現在iPhone SE 第2世代を使用しておりますが、海外にいた経験からSIMフリーのiPhoneを購入しています。
MVNOによっては、iPhoneに対応していないMVNOもありますが、IIJmioではiPhone 5c/5s以降のすべてのiPhoneで使用可能です。
また、メリット5と関連しますが、大手キャリアで使用していたiPhoneのほとんどのモデルでdocmo回線、au回線の選択次第でSIMロック解除の手間なくそのまま使用できます。
iPhoneでのIIJmioの利用の仕方はIIjmioのホームページに載っていますので、参考にしてみてください。
メリット7:セット販売されているスマートフォンの機種が充実している
参照;IIJmio
7つめは、セットで販売しているメーカーと機種の豊富さです。
iPhoneも含めてお気に入りのメーカーがある可能性が高いです。
また、機種自体の購入も、「一括支払い」「分割支払い」から選べて、月々の使用量と合わせて分割で支払うと大きな支出を抑えることができます。
主な機種と値段(一括払い)
- iPhone SE(第2世代)64GB【44,800円】
- Xperia 10 II(SONY)【39,800円】
- Xperia 8 Lite(SONY)【26,800円】
- P40 lite 5G (Huawei)【37,800円】
- A5 2020 (OPPAO)【44,800円】
- AQUOS sense4(SHARP)【29,800円】
- ZenFone 7(ASUS)【74,800円】
- moto g PRO(motorola)【29,800円】
etc.
メリット8:ほとんどの機種でテザリング可能
8つ目は、タイトルどおりですが、ほとんどの機種でテザリング(スマートフォンをWiFiのように利用可能)ができ、外でパソコンやタブレットなどをつないでインターネットやメールをすることができます。
私の場合は、iPhone SE(第2世代)でテザリングをしてiPadにつなぎ、車移動の時などに子どもたちにiPadでYouTubeやAmazonプライム、Netflixなどを観せています。
また、カフェで無料がWiFiなどが無いときもテザリングを利用してインターネットをしたり、メールをしたりしています。
メリット9:インターネットと同時契約でさらにお得
参照;IIJmio
最後の9つ目は、インターネットととの同時契約での割引になります。
IIJmioでは、IIJmioひかりというインターネットサービスも提供しており、IIJmioのモバイルSIMサービスと同時に契約することで、インターネット支払いから600円引かれます。
IIJmioひかり割引例
マンションタイプ:3960円/月→IIJmioモバイルサービス利用:3360円/月
戸建てタイプ:4960円/月→IIJmioモバイルサービス利用:4360円/月
IIJmioのデメリット
次にIIJmioのデメリット一覧です。
デメリット
- LINEでID検索が使用できない
- 支払いがクレジットカードのみ
- 専門店がない
- 大手キャリアのアドレスが使用できない
- かけ放題プランでも時間制限がある
以上になります。
私個人的には、1番目のLINEでのID検索ができない以外は、3年以上使用していてデメリットとは感じていないです。
デメリット1:LINEでID検索ができない
まずデメリットの1つ目は、LINEでID検索ができない・されないことです。
これが、IIJmioを使用していて一番感じたデメリットになります。
▲LINEの設定画面で、【IDによる友達追加を許可】をスワイプすると。。。
▲このように、年齢認証のポップアップが出て、【NTT docomoをご契約の方】または【LINEモバイルをご契約の方】のボタンをクリックすると会員再度ログイン画面がに飛びます。
IIJmioを利用しているともちろんdocomoもLINEモバイル会員ではないため年齢認証ができず、IDを検索したり、されたりすることができません。
対処方法
友達の電話番号をスマートフォンに登録すると、LINE上での「知り合いかも?」で登録可能になります。
通常はQRコードで友達追加していますし、電話番号を教えてくれないような知り合いとの出会いはなく、そもそもIDのみを交換するようなことはあまり無いのでそこまでデメリットに感じる機会はありません。
デメリット2:支払いがクレジットカードのみ
>>IIJmio Q&A「支払い方法は、クレジットカードのみでしょうか?」
IIJmioのHPのQ&Aにもあるように、クレジットカード支払いのみとなっています。
現金や口座からの引き落としを希望されている方はIIJmioは使用できないというのがデメリットになります。
デメリット3:専門店がない
IIJmioはdocomoやauやソフトバンクのように専門の店舗がありません。したがって、何か問題や質問があった場合はインターネット経由や電話ので問い合わせることになります。
ただ、個人的には店舗がなくてもまったく困ったことはなく、会員専用ページからの電話での問い合わせやホームページで【サポート・取り扱い店舗】のページから検索で対応可能です。
ただ、専門店ではありませんが、家電量販店のコジマやJoshinやイオンの携帯コーナーで取り扱っている場所もあるので、そこで契約や問い合わせは可能です。
サポートセンター(年中無休/9:00~19:00)
TEL:0570-09-4400
デメリット4:大手キャリアのアドレスが使用できない
大手キャリアの方は「@docomo.ne.jp」などいわゆるMMSを登録して利用されいるかもしれません。
IIJmioにはこのようなメールアドレスはありません。
したがって、大手キャリアから乗り換えられる場合は@docomo.ne.jpなどのメールアドレスが使用できなくなります。
この点を気にされている方はIIJmioはおすすめできず、デメリットになります。
私自信も以前はドコモユーザーでしたが、スマートフォンの普及とLINEの登場によりキャリアメールは使用しなくなり、かつ海外に移住したときに携帯を解約したため一切気になりませんでした。
また、最近はGmailやYahooメールなどの無料のメールサービスがあるため、これらを使用することで対応でき、全く困っていないです。
デメリット5:かけ放題プランでも時間制限がある
IIJmioではかけ放題プラン(3分および10分)がありますが、国内通話無制限のかけ放題プランはありません。
docomoなどの大手キャリアや同じMVNOのY!mobileなどでは通話時間・通話回数無制限のプランがあります。
1回あたりの電話が10分以上することが多い場合、IIJmioは不向きと言えるかもしれません。
ちなみに、私は普段は10分以上の電話をすることはなく、IIJmioの10分かけ放題プランで十分ですので、デメリットとは感じていないです。
IIJmioの料金プラン
IIJmioの料金プランをご紹介します。
ドコモ回線とau回線で少し異なる点がありますので、それぞれの回線ごとにご紹介します。
ドコモ回線(タイプD)の場合
【SIMカード3種×データ通信量プラン3プラン】から選べます。
このようになっています。
【音声通話機能付きSIM+データ通信量が3GBのミニマムスタートプラン】であれば、700+900=1600円(税抜)から利用できます。
*初回費用で3000円(税抜)がかかるのでご注意ください。
au回線(タイプA)の場合
au回線の場合は、ドコモの料金の【SIMカード3種×データ通信量プラン3プラン】に加えて、データ通信量が1GBのみの【従量制プラン】があります。
こちらが従量制プラン(データ通信量:1GB)になります。
このようになっています。
au回線の場合、【音声通話機能付きSIM+データ通信量が1GBの従量制プラン】であれば、700円+480円=1180円(税抜)から利用できます。
*初回費用で3000円(税抜)がかかるのでご注意ください。
Doktor Nakanoの実際の月々の支払料
ここで、実際にIIJmioを使用していてかかっている費用をご紹介します。
私が妻と契約しているプランは以下になります。
契約内容
プラン | 値段(税抜) |
ファミリープラン(12GB) | 2560円 |
音声通話機能付SIM x 2枚 | 1400円 |
通話定額 (10分かけ放題) | 830円 |
合計 | 4790円(税込5269円) |
実際の毎月の請求ですが、下記のとおりとなっています。
上の予定の金額から+100~200円になっているのは、1回線はかけ放題ではない分、又はかけ放題で規定の10分を超過した通話代が請求されてるためです。
ちなみに、docomoで似た条件(携帯本体料金抜き)でかんたんシミュレーションを行うと以下のように2回線で11,143円と倍以上になりました。
こちらはデータ通信料がそれぞれの回線で5GBで合計2GB少なくなり、電話かけ放題がdocomoでは1回あたり5分のため、実際はもっと割安になります。
月々6000~7000円の差で、年間72000~84000円の差になります。
この金額の差をどう捉えるかは個人差になりますが、私としてはこの分をタブレットやパソコンの購入などに有効活用しています。
注意
私の場合は、SIMフリーのiPhone本体は別途一括で購入しています。その金額は月々の支払いには反映しておりませんのでご注意ください。
利用者の口コミ
IIJmioに対するTwitterでの口コミを見てみました。
やはり、安いという口コミがある一方でお昼などは通信速度が遅くなるという口コミも散見されます。
高すぎんかと思ったら、格安SIMってYahooMobileとかのことなのか。MVNOももっと安いとは思うけど‥‥
と思ったがIIJMIOの電話付き契約12Gで3600円くらいか。
それを3人で使ってて、2人は別にキャリア契約で1500円くらいづつ払ってる感じだな。2台持ちで。一人2200円か。https://t.co/f0kRBqDJaY
— Kohnosuke Sunpin (@pinteksoft) November 30, 2020
我が家の携帯電話の契約はIIJmioファミリーシェアプランで5回線を音声SIMで契約しても7000円程度。みんなで12GB使えて十分。
この価格帯で他にありますかねぇ。お昼時間帯に遅くなるけども安いので使い続けています。
ちなみに私は別の回線を遊び用に契約をしています。— ひとぅ (@hitoxu) November 16, 2020
IIJmioのよくある質問
ここではIIJmioについてよくある質問について個人の感想も含めてお伝えいます。
通信速度は遅いの?
数値上は、IIJmioはMVNOの中では決して速いというわけではありません。
詳しくはこちらの記事をご参照ください。
>>モバレコ「格安SIM20回線の通信速度を比較!ランキング形式でMVNOの速い/遅いを実際に計測【2020年11月】」
ただ、公式サイトのQ&Aにもある通り、ダウンロード時は最大1000Mbps(1Gbps)ほどあり、YouTubeなどの動画を見ていてもダウンロードでくるくる止まることはまず無いと思います。
私は人口100万人以上の都市部に住んでいますが、実際に使用していて、外出先でインターネットや動画を見ていて遅いと感じたことは一度もありません。
IIJmioは私の住んでいるとこで利用できる?
次にIIJmioはあなたの住んでいるところで利用できるか気になるかと思います。
公式サイトのQ&Aにもある通り、ドコモとauの回線を利用しているため、NTTドコモ、KDDIの回線を利用できていれば問題なく使用できます。
>>IIJmio Q&A 「IIJmioモバイルサービスの提供地域を教えてください」
ちなみにdocomo回線、au回線それぞれのサービスエリアは下記で調べることができます。
IIJmioへ申し込む前に必要なもの
最後にIIJmioに興味があり、IIJmioに申し込みたいと感じられた方は、申し込みま前に以下のものが必要になります。
申し込み前に用意するもの
- クレジットカード
- 本人確認書類(運転免許証・個人番号カード・日本国パスポートなど)
- MNP予約番号(他社から乗り換える場合)
- キャリア以外のメールアドレス(GmailやYahoo!メール)
まとめ
以上IIJmioについての評価をしてきました。
MVNOは20社以上もあり、迷うかもしれませんが、この記事が参考になりましたら幸いです。
一方で、菅政権が誕生し、総務省から改めて大手携帯電話キャリアへ利用用金の値下げ通達が出ており、今後の大手3キャリアの料金の動向も見逃せないですね。
IIJmioについてご質問がある方は、ツイッター@DoktorNakanoまたはこちらよりお問い合わせください。
Doktor Nakano (@DoktorNakano)