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【シューズレビュー】Nike Free Run 5.0

2024年2月11日

Doktor Nakano (@DoktorNakano)です。

2023年2月に発売されて、遅らながら2023年7月に購入したNIkeのFree Run 5.0(フリーラン5.0)のシューズレビューをしていきます。

Born to Runという本でベアフットが有名になり,怪我を予防設楽選手や大迫選手も履いているということ私もケガ予防や足の刺激のために購入しました.

2023年7月にはFree Run Flynit NN (Next Nature)も発売されています。

以下のスポーツショップからも購入可能です。

Nike Free Run 5.0のスペック

ナイキフリーは2004年に発売された画期的なランニングシューズで、裸足で走るバイオメカニクスを模倣してデザインされました。

デザイナーのトビー・ハットフィールドとエリック・アバーが発案したナイキ・フリーは、スタンフォード大学で行われた、芝生の上を裸足で走るアスリートを観察する大規模な研究の成果であり、多方向への屈曲性を実現する深いサイプを持つ柔軟なアウトソールを特徴とする革新的なデザインで、このシューズは自然な足の動きを可能にし、ランナーによりミニマルなランニング体験を提供しています。

また、Free Run 5.0ではNikeが掲げるMove To Zero活動の一環で作製されており、20%以上のリサイクル素材が使用されており、アッパーだけを見ると80%以上リサイクル素材が使用されています。

Free Run 5.0のスペックです。

Free Run 5.0の基本スペック

  • 重さ:約158g (25.5cm)
  • ドロップ:約8mm(自分で計測)
  • 用途:デイリートレーナー
  • 価格:¥12,100(税込)

実際に重さを計測したところ、25.5cmで158gと非常に軽いです。

Free Run 5.0の5.0の意味は、Pegususのクッショニングを10.0としたときの約半分のクッショニングという意味です。

以前はFree Run 3.0などもありよりクッショニングが低いモデルもありました。

サイズ感

私の足の実測が25cmで、基本となるサイズは25.5〜26cmです。

Free Run 5.0では25.5cmを履いています。

NIkeは少し数字よりも小さいイメージだったのですが、Free Run 5.0は少し大きく感じ、25.5cm or 26.0cmで迷いましたが、26.0cmでは大きいすぎると感じ25.5cmにしました。

実際に25.5cmでもまだ親指0.5~1分は余裕があります。

同じNikeのPegusus 40でも25.5cmです。

他のメーカーのシューズではOn Cloudflow3では25.5cm、Hoka BONDAI 8では26.0cmを履いています。

参考になれば幸いです。ただ実際にお店に行かれて試し履きをされることをおすすめします。

 

Doktor Nakanoの使用用途

私は主に以下の用途で使用しています。

  • ジョギング
  • 普段使い

Free Run 5.0はトレーニングシューズの位置づけとなっていますので、時間がないときでも走っておきたいときなどで、30分(5km程度)の距離のジョギングに使用したり、靴下のように脱ぎは気し易いため子どもの送り迎えや近所のスーパーに買い物に行くときなどの普段使いとしても使っています。

使用頻度としては1週間〜2週間に1回、主に5kmくらいのジョギングに使用しています。

またジムなどのワークアウトとして使うにもいいと思います。

 

満足度・走り心地

100km超えた時点でのFree Run 5.0の満足度です。

(4.0 / 5.0)

100km以上走ったり、普段使いしていますが、初めて履いて走った時の印象は思ったよりクションがあるなというものでした。

今はPegususシリーズもクッションがありますのでその半分というとそれなりのクッションがあります。実際にヒール部分のミッドソールの厚みは3cm以上あります。

あとは靴下にしっかりとしたソールがついている感覚ですので、素足に近い感覚で走ったり歩いたりすることができ、他のシューズにはない唯一無二の感覚です。

かといってワラーチなどのように薄いソールのみではないので、初心者の方でも使いやすいシューズだと思います。

反発はないに等しいと思いますので自分の力で走る必要があります。

下のように少し力を入れただけでグニャグニャ曲がりますので、裸足で走っているように地面に設置して、自分が今どこで地面と触れているのかより分かるようになっています。

この感覚が足裏の感覚を研ぎ澄まして、ケガ予防につながると思われます。

一度10kmをジョグのペースで走ったことがありますが、翌日ふくらはぎがパンパンになっていました。

Pegusus 40やCloudFlow3でもそのようなことはなかったのでいかに自分の脚を使って走ったかが分かりました。

それ以来は長くても5kmくらいのジョギングでしか使用していないです。笑

下の写真はPegusus 40を曲げたときの写真です。結構力を入れて曲げています。

Free Run 5.0の曲がりと見比べていただくと一目瞭然で、Free Run 5.0がいかに足の設置をダイレクトに伝えてくれるかがわかるともいます。

この柔軟性が、Free Run 5.0の特徴であり、地面の状態を足が感じやすくすることで足を敏感にさせて怪我を予防させる効果があると思われます。

実際にFree Run 5.0で走ると石があると痛いですし、アスファルトの表面の状態も感じることができ、自然と足下に集中して走っている気がします。

一方、Pegusus 40ではエアズームユニットによりある程度の力が加わらないと屈曲しない構造となっており、このエアズームユニットが、クッショニングと反発の絶妙なは着心地を実現してると思います。

星を一つ減らしたのは耐久性についてになります。

100km以上走っていて、アッパーには破れ等はないのですが、ソールはやはりミッドソールむき出しですので削れてきていて、どこまで耐久性があるかきになるところです。

 

Free Run 5.0の外観

実際にFree Run 5.0を見ていきたいと思います。

アッパー

アッパーNikeではおなじみとなったFlynitで靴下のような感覚のフィット感があります。

少しボコボコしたデザインで小指側には反射ラインがあります。

またシュータン部分にはサステナブル素材を使用していること示すナイキのスウィッシュマークが円上になっているマーク(サンバーストマーク)もあしらわれています。

ミッドソール

【左足:内側】

かかと部分:約3.2cm、

つま先:約2.5cm

の厚みがあり、思ったよりボリュームがあるクッションです。

 

履き口・シュータン

次に履き口とシュータンです。

履き口とシュータンの境目がなく、一体型で厚みがあるクッションとなっていますので、包まれているフィット感があり、長く履いても足首周りは痛くなりません。

靴下を履いているという感覚はこの一体構造によるものだと思います。

足首部分には指入れ用のストラップがついており、指を入れてることで履きやすくしています。

インソールにもサンバーストマークがプリントされています。

ヒールカウンター

左右対称の構造で、かかと部分はグニャグニャとしていますのでかかとのホールドは弱いです。それがこのNike Free Run 5.0特徴であり、自分の脚でかかと周りを支える必要があります。

ブルーのところは薄い伸縮性の生地が使用されています。

アウトソール

厳密にはNike Free Run 5.0にはアウトソールと呼べる箇所はつま先とかかとのピンク色のラバー部分のみになり、その他はすべてミッドソールむき出しの状態となります。

縦横に多くの切れ目が入っており、この切れ目のお陰で自習自在に曲げることができるようになっています。

 

耐久性

現在100km以上走っていますが、アッパーや履き口には破れなどは全くありません。

ただ、ソールはやはりミッドソールむき出しですので削れてきていて、どこまで耐久性があるかきになるところです。

100km以上走った際の耐久性レビューは下の別の記事で紹介しています。

CHECK

【耐久性レビュー】Nike Free Run 5.0, 100km

Doktor Nakano (@DoktorNakano)です。 2023年7月に購入したNIkeのFree Run 5.0(フリーラン5.0)で走った距離が100kmを突破したので耐久性レビューをし ...

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何キロまで使用できるか、100kmごとに耐久性のレビューもしていけたらと思います。

 

総評

NIke Nike Free Run 5.0のシューズレビューをしてきました。

特徴的なコンセプトと機能を有したシューズであり、履い時の裸足感覚は唯一無二だと思います。

今の厚底ランニングシューズブーム時代に改めて一石を投じるシューズであり、シースプリントやアキレス腱炎、足底筋膜炎などの怪我が多い方の予防にもいいのではないかと思いました。

ぜひアクセントの一足としてこのシリーズは持っておきたいと思っています。

以下のスポーツショップからも購入可能です。

Doktor Nakano

 

 

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  • この記事を書いた人

Doktor Nakano

島根県産まれ。 東大大学院で博士号を取得。スウェーデン・アメリカへ研究留学後、製薬企業にて開発業務に従事中。 東大大学院入学・ビジネス・本レビュー・ランニング・マラソンを中心に情報を発信しています。マラソンPB:3時間38分33秒(ネットタイム、2023大坂・淀川市民マラソン)

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