Doktor Nakano (@DoktorNakano)です。
2022年12月に購入したHOKAのBONDI 8(ボンダイ8)で走った距離が300kmを突破したので耐久性レビューをしていきます。
結論としては300km走った時点でもアッパーとソールを含めた耐久性はあり、まだ100km~200kmは余裕で走れるのではないかと思います。
BONDI 8を履いて300km走った個人的な感想とシューズの状態を見ていきたいと思います。
以下のスポーツショップからも購入可能です。
BONDI 8のスペック
HOKAのラインナップの中で最もクッション性にこだわって創られたシューズである「BONDI (ボンダイ)」シリーズの8代目になります。
出典:HOKA HP
BONDI 8のスペックです。
BONDI 8の基本スペック
- 重さ:約315g (26.0cm)
- ドロップ:4.0 mm(ヒール:37 mm/前足部:25 mm)
- リサイクル素材を採用したエンジニアードメッシュ
- ミッドソール:軽量で弾力性のあるOrthorite® Hybridフォームを採用
- アウトソール:Durabraison Rubberを軽量化を考慮して配置
- 用途:ジョグ・ウォーキング
- カラーバリエーション
- レディース 10色(シーズナルカラー8, ベーシックカラー2)
- メンズ 13色(シーズナルカラー9, ベーシックカラー4)
- レディース・メンズ共にオールブラック・オールホワイトあり
- サイズ展開
- レディース:22.0cm~25.0cm(ワイドタイプなし)
- メンズ:25.0cm~30.0cm(ワイドタイプあり)
- 価格:¥25,300(税込)
見た目のボリューム通り現代のランニングシューズの中では重さがありますが、エンジニアードメッシュがもたらすフィッティングにより、履いてみると見た目よりもとても軽く感じるのに驚くと思います。
また、極厚でありながら硬めのミッドソールが採用されており、厚さを出すことによる不安定さが全く無くむしろ安定性があるのがBONDI 8の唯一無二の特徴だと思います。
ただ、かかと部分が少し浅いモデルですので、脱げる感覚を持つ方もいるかもしれません。
その場合シューレースを追加の穴を使ってヒールロックの結び方で結んで対応することでかかとの脱げる感覚は軽減されると思います。
また下の写真のように、ソールの接地面積が非常に広く安定性があるのが特徴です。
アウトソールはくり抜かれているところがあり、必要最低限に配置されることで軽量化を図っています。
出典:HOKA HP
ジョギングシューズではありますが、今人気のHOKAだけあり、カラーバリエーションが豊富でミッドソール含めてオールブラック、オールホワイトカラーもあり、普段のファッションでも人気のシューズです。
お値段も決して安くはないですが、Amazonや楽天市場ではもう少し安く売っており、発売間もない頃でしたが、私は楽天市場のスポーツゼビオで16,160円で売っているところを、楽天ポイントと割引クポーンを利用して、13,270円で購入しました。
約半額の値段で購入することができました。
私が購入した頃は、まだ出たばかりでしたので、カラーバリエーションも3色程度のみで、ブルーのアッパーに黄色とアクセントカラーがついたミッドソールのカラーを購入しました。
ちなみに、両足のミッドソールの内側には、下の写真のように数字(S37 x25 | V842 | W315)と刻印されています。
それぞれ
S(Spring:ミッドソールのかかととつま先の地面からの厚さ):37mm x 25mm
V(Volume: ミッドソールボリューム):842 cm3
W(Wight:シューズ重さ):315g (26.0cmの場合)
となっていて、人目でBONDI 8の3項目のスペックがわかるようになっています。
シューズにスペックを印字しているのはHOKAくらいではないでしょうか。
BONDI 8のサイズ感
私の足の実測が25cmで、基本となるサイズは25.5〜26cmです。
BONDI 8では26.0cmを履いています。
スポーツ店でフィッティングをしたうえで、25.5 cmと26.0cmで迷ったのですが、スピードを出すモデルでもなく、普段使いもすることを考えてゆったりと履きたいと思い26.0cmを選びました。
26.0cmで1cmくらいの余裕はある状態です。
サイズ感の参考のため、他のメーカーのシューズではNike Pesusus 40では25.5cm, Nike FreeRun 5.0では25.5cm、On Cloudflow3では25.5cm、Adidas Adizeo SLでは25.5cmを履いています。
いずれのシューズも親指から半指くらいは余裕がありストレスはない状態で履いています。
Adidas Adizero SLのみは試し履きのときは25.5cmでいいと感じましたが、走ってみると少し小さく感じ26.0cmが良かったと感じています。
あくまで私の参考譲渡なりますので、私と同じシューズをお持ちでかつHOKAの他のシューズをお持ちでも、シューズ事に足の形はちがいますので実際にお店に行かれて試し履きをされることをおすすめします。
Doktor Nakanoの使用用途
私は主に以下の用途でBONDI 8を使用しています。
- ジョギング(5'30''~6'00''/km)
- LSD(ロングスローディスタンス)(6'00"/km~)
主にジョグに用いています。分厚いクッションによるクッションニングと接地面積が広く安定性があるため、マラソンレースの後や、普段の練習で筋肉が疲労していたり少し膝に違和感がある際に履くことが多いです。
私は、さらに安定性を高めるためSidasの3DプロテクトをBONDI 8のオリジナルインソールを外して使用しています。
これによって、疲れた自分の足をフォーム矯正して、着地時の足の倒れ込みを抑制して膝の痛みが出ないようにしています。
重さがあり安定性がありますが、HOKA特有のロッカー構造のため重さはありつつも自然とスピードが出るのが特徴ですので、LSDにも用いますが自然と5'30~5'00"/kmくらいまでのスピードがでます。
一方で、4'30"/kmで10kmのペース走を行った際は、やはり重さがあり回転が出ないため、私の走力では早くても5'00"/kmくらいまでのジョグで使うのがとてもマッチしているシューズです。
満足度
BONDI 8で300kmを走った時点での満足度です。
(4.5 / 5.0)
デザインと安定性を含めてとても満足しているシューズです。
他のメーカーと比べても最上級の極厚のクッションによる安定性と見た目以上の軽さは唯一無二で、履くたびにウキウキ感があります。
私の場合は選んだカラーが少し奇抜でしたので普段履きとしてはほとんど利用していないですが。。
0.5をマイナスしたのは、重さと用途の狭さのためになります。
もちろん、安定性とファッションアイテムの要素が強いBONDI 8ですので求めるられる内容は十分に満たしているのは承知です。
ただ、決して安くはないシューズですので、次のモデル(BONDI 9?)ではデザインやコンセプトは変えずにもう少し計量を図りつつ早めのジョグにも使えるようなアップデートがされることを期待しています。
Doktor Nakanoの基本情報
シューズの耐久性をレビューする上で、個人の体格や走力はシューズの耐久性に影響すると思いますので私の公開できる範囲での情報も参考情報として出しておきたい思います。
Doktor Nakanoの基本情報
- 身長:166cm
- 体重:56kg
- 中学〜大学まで野球経験あり(ポジション:外野手)
- 大学院時代に学内のマラソン大会に5年連続参加して、5回とも完走経験あり(完走タイム:4~4.5時間)
- 大学院卒業後10年はスポーツは激減(大学院時代の体力はゼロに等しいと思います。)
- マラソン PB:3時間38分33秒(ネットタイム、大阪・淀川市民マラソン、使用シューズ:NIke, PEGASUS 40)
300km時のBONDI 8の状態
シューズ紹介で長くなりましたが、それでは実際に300km以上走ったときのBONDI 8の状態を見ていきたいと思います。
ちなみに履いた総時間は30時間01分です。
アッパー
300kmも走っていますので、汚れはありますが、300km走っても、左右ともに親指部分、小指部分も含めて全体的にアッパーにヤブレや裂けなどは全くない状態です。アッパーの耐久性は今のところ高いと思います。また先端もソールは剥がれてはきていない状態です。
ミッドソール
【左足:外側】
【左足:内側】
【右足:外側】
【右足:内側】
300km以上走っていますので、ミッドソールのクッションは汚れはあり、少しシワも見られますが、全体的にはクッションの大きな潰れはみられません。
クッションフィーリングは購入時と変わっていません。
ただ、両最後のつま先の地面に接する部分は少し削れて来ているのがみてとれます。
履き口・シュータン
次に履き口とシュータンです。
300km走ってかつ30時間履いていますが、履き口の周りやシュータンにも破れなどなく丈夫に作られています。
インソールは、前述のとおりSidasの3D Protectを入れて走っていますので、オリジナルのインソールの耐久性については不明になります。
シュータンと履き口の周りの両方とも集めのクッションが入っており足を包みこんでくれる形状となっています。
また、シュータンは内側部分がニット素材とシューズとつながっており、これが足を包むようなフィッティングを生んでいます。
さらに、履きやすいようにかかとにプルタブがついています。
ヒールカウンター
次にヒールカウンター部分です。
ヒール部分の崩れも見られません。
見た目通り極厚クッションがかかと幅より広くあり、これにより安定性を確保しています。
また、削れたデザインが特徴的ですが、削れているところで衝撃を吸収してくれているのではないと思われます。
アウトソール
最後にアウトソールです。
【左足:フォアフット部分】
【左足:ヒール部分】
【右足:フォアフット部分】
【右足:ヒール部分】
【使用前との比較】
ちなみに新品の時の写真を撮っていませんでしたので、HOKA HPより引用しています。
引用:HOKA HP
300km走った時点ではまだ全体的には新品の時と比べてもアウトソールは残っており、グリップもまだまだ感じられます。
私はミッドフットからフォアフット気味の着地のためか、アウトソールは左右ともにフォアフットの親指から小指にかけての指球の中心あたりの赤色のラバーのグリップラインが新品と比べると削れてきています。
少し右足のほうが削れが大きいようにみてとれます。
また、左右のかかと外側部分のアウトソールラバーも削れてきています。
小雨や雨上がりの濡れたアスファルトを走っても、まだスリップする感覚はありませんので、まだまだ履ける状態ではあると思いますが、今後400km、500kmと走った際に、更にどのように削れていきグリップ力が変化するか見ていきたいと思います。
New Balance FreshFoam V4と迷った結果BONDI 8を購入
最後に、話はそれますが、私がBONDI 8を購入する前に、BONDI 8ともう一足で迷いました。
そのもう一足というのは、New BalanceのFresh Foam X More V4になります。
出典:New Balance HP
こちらも、New Balanceのランニングシューズの中では最も厚いクッションを採用したモデルになり、LSDなどのゆっくりジョグに適したもでるになります。まさに、HOKAのBONDI 8と対峙するモデルになります。
実際に、私はどちらもスポーツ店に行って試し履きを行い最終的にはBONDI 8にしました。
BONDI 8に決定した理由は以下の2点になります。
- BONDI 8の方が足の甲部分のフィッティングが良かった。
- BONDI 8の方がクッションが硬かった。
Fresh Foam X More V4も非常に良いシューズであることは確かで、走るときっとフィーリングも違うのではないかと思うのですが、ファーストインプレッションで、足の甲周りがゆとりがあること、ミッドソールのクッションが私には柔らかすぎると感じました。
ただ、これはあくまで私のフィーリングによる個人的な見解ですので、甲が高くて幅が広い方やクッションは柔らかいほうが好みの方にはBONDI 8よりも、Fresh Foam X More V4が合う可能性もありますので、BONDI 8を検討している方は、New BalanceのFresh Foam X More V4もぜひ試し履きをしていただきたいと思います。
BONDI 8と同様に、ランニングシューズでありながらデザインもよく普段履きできるモデルだと思います。
総評
HOKA BONDI 8の300km走った時点での耐久性レビューをしてきました。
いとことで安心間のあるシューズです。
今人気のあるHOKAを代表するシューズであるBONDI 8はランニングシューズとしての十二分なスペックを有していながら、その特徴的なデザインからファッションアイテムとしても人気があるので、ランニングを初めたいけど続くかなと不安な方にはファッションアイテムとして長く使えるBONDI 8は適していると思います。
300km走ってもまだまだ履ける耐久性もありますので、値段は少し高いですがその値段に見合った性能とデザイン性を有しているシューズだと思います。
引き続き400km, 500kmと履いて耐久性を見ていきたいと思います。
BONDI 8を購入しようとされている方の参考になれば幸いです。
Doktor Nakano