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【オススメランニングアイテム】Tabio 外反母趾サポートソックスレビュー

Doktor Nakano (@DoktorNakano)です。

マラソン・ランニングを趣味としている私がランニングや普段の生活に用いているアイテムを紹介します。

今回は靴下屋 Tabioさんから販売されている外反母趾サポートソックスになります。

Tabio 外反母趾サポーターソックス

出典:Tabio HP

靴下屋のオンラインショップで購入可能です。

「靴下屋」の公式オンラインストア〜Tabio

 

オススメ度

(4.5 / 5.0)

結論から言いますと、非常にオススメの商品です。

ランナーに限らず、外反母趾にお悩みの方には一度試していただきたいと思っております。

長さも2種類あり、つま先からアーチまでのインナーハーフ版もありのでお仕事でも普段使いでも使用可能です。

一方で、男性目線では現状レディーズ向けのみでのため、26.0cmまでのサイズ展開ですので、26.0cm以上もあるといいのではないかということと(私は25.0cmなので合うサイズはありましたが)、カラーバリエーションも現状のホワイト・ブラック・グレーの3色から増やしてほしいと思ったためです。

可能であればメンズ向けの外反母趾サポートソックスを出していただけたらと思います。

また、サイズ表記(SやMなど)を靴下の何処かに入れていただけたらと思いました(足裏の滑り止めのいち部をSやMの形にするなど)。

妻とサイズ違いで同じ色を持っているため、洗濯する毎にサイズを比べないと見分けがつかないためになります。

今は私のソックスに白い糸をかかとの部分に縫って目印にしています。

ここではマイナスポインを多く書いてしまいましたが、後述ではオススメしたい点を中心に書いています。

 

Doktor Nakanoの基本情報

参考のため、私の情報となります。

Doktor Nakanoの基本情報

  • 身長:166cm
  • 体重:56kg
  • 中学〜大学まで野球経験あり(ポジション:外野手)
  • 大学院時代に学内のマラソン大会に5年連続参加して、5回とも完走経験あり(完走タイム:4~4.5時間)
  • 大学院卒業後10年はスポーツは激減(大学院時代の体力はゼロに等しいと思います。)
  • マラソンPB:大阪・淀川市民マラソン  3時間38分33秒(ネットタイム)

 

外反母趾とその原因

まず外反母趾の定義とその原因、またランニングとの関係を見ていきたいと思います。

外反母趾とは?

外反母趾は、足の親指が隣の指(人差し指)に向かって20°以上曲がってしまう足の病気です。

ひどくなると親指の付け根の関節が内側に突き出して、靴にあたって痛みや炎症を起こしてしまいます(引用:NHK 健康ch)。

 

外反母趾になりやすい人は?

人間の足の指の形には3種類(スクエア型・ギリシャ型・エジプト型)がありますが、そのうち親指が一番長い形(エジプト型)の人は外反母趾になりやすいと言われているようです。(引用:NHK 健康ch)

(出典:KOMERU HP)

理由は親指が靴の先端にあたって圧迫を受けやすいからです。

ただ、親指が一番長くない人でも、圧迫を受けるような靴(先端が細いハイヒールや革靴など)を履き続けると、外反母趾になる可能性があります。(引用:NHK 健康ch)

 

外反母趾になる原因

上述のように圧迫を受けるような靴(先端が細いハイヒールや革靴など)を履き続けると、外反母趾になる可能性があると書きました。

その他にも、もともと足のアーチが崩れてしまっている方(扁平足)も外反母趾になる可能性があるようです。

アーチが崩れることで内側に足が倒れ込み、足の親指が人差し指の方へ傾いてしまうためと考えられます。

 

外反母趾とランニングの関係

外反母趾になると親指の関節が飛び出ているところが、ランニングシューズの中で当たって、長距離を走れば走るほど痛みや炎症してしまうと思われます。

また、鶏と卵の関係ですがアーチが崩れることで更に外反母趾になったり悪化する可能性があります。

さらに外反母趾やアーチの崩れは、足底筋膜炎やアキレス腱炎、足首・ひざ・股関節などの関節の痛みにつながる一つの要因になる可能性があります。

特に長い距離を走るジョギングやマラソンでは、外反母趾や扁平足でなくても疲労とともにアーチが徐々に崩れて行きます。

ですので、多くのランニング用ソックスではアーチを正しい位置にサポートする機能がついている物が多いと思われます。

 

外反母趾サポートソックスを見つけた経緯

上述の外反母趾とランニングの関係について記載したとおり、私自身、マラソン練習の中で、ヒザの痛みから始まり、腸腰筋炎、アキレス腱炎といくつかのケガを経験してきました。

もともと扁平足気味の足のためランニングソックスはアーチサポート付きのランニングソックスを履いていましたが、ふと外反母趾が原因の一つかもしれないということも思いつき、まずは、下のような健康グッズ売り場などで売っている足の指の間にはめる外反母趾サポート器具も使っていました。

外反母趾を矯正するには効果はあると思われますが、サポート器具は、家にいる間はいいのですが外出時に靴を履いたままは着用が難しく、すぐにとることもできないため、ながら矯正できないかと思い、外反母趾矯正機能がある靴下はないかと探している中で、Tabioの外反母趾サポートソックスを見つけたのが経緯になります。

もちろん、外反母趾がケガのすべての原因ではなく、筋力不足、筋力の硬直、走り方や着地の仕方など様々な要因があるとは思います。

ただ、外反母趾もケガの一因になる可能性はあると思い、外反母趾サポートソックスを履き始めました。

 

Tabio 外反母趾サポートソックスの特徴

Tabioの外反母趾専用サポートソックスは、「足のクリニック」とTABIO LEG LABOが共同開発したソックスになります。

「足のクリニック表参道」は日本で初の足の医療に特化した病院で、年間6000人の初診患者さんの足を診察している、当病院長で足病診療・形成外科の桑原医師監修のもと、外反母趾に特化したサポートが作られました(引用:Tabio HP)。

(出典:Tabio HP)

(出典:Tabio HP)

五本指ソックスになっており、足の親指の内側を特殊な編み方にすることで親指の外反を矯正する構造になっています。

足の甲にはメッシュの編み方による蒸れにくい設計になっています。

(出典:Tabio HP)

足のアーチを支える特殊な編み方で、外反母趾のサポートだけでなく、アーチのサポートもしてくれます。

(出典:Tabio HP)

足の裏には、指のつま先、指の付け根、かかとにいたるまで滑り止め加工がされており、靴の中で足が動くことで足の指の変形を防いでくれます。滑り止め加工はTabioのスポーツソックスでも施されているため、耐久性があります。

また、写真でみて分かる通り、履いていない状態で親指部分は内側にクイッと曲がっており、この曲がる構造により履いた際に親指の外反母趾を正しい位置に戻そうとサポートしてくれます。

色や長さサイズの展開は以下のようになっています。

  • 色:黒、白、グレー
  • サイズ:22.0~24.0cm & 24.0~26.0cm
  • 長さ:ロークルー丈(かかとより上、¥2,310) & ショート丈(かかとが隠れる程度、¥2,200)

3色で、長さも2タイプありますので普段やお仕事にも使用できるのは嬉しいです。

サイズについては、もともとレディース向けのため、大きくても26.0cmまでしかありません。

私は実寸が25.0cmのため、大きめのサイズを購入してちょうどいい良かったです。

 

Tabio 外反母趾サポートソックスレビュー

外反母趾サポートソックスを実際に履いた写真は以下のようになります。

履いた状態

外反母趾サポートソックスのみの写真だとどれほど効果があるのかわからないと思いますので、裸足と比較しました。

わかりやすいように赤い線を両足の真ん中に引きました。

私の足は軽度の外反母趾程度ではあると思いますが、下の写真をみると、サポートソックスを履いている方が真ん中の赤い線に近づいていることがわかります。

ですのでしっかりとサポートしてくれています。

渡しの場合は、両方の親指がピッタリとつくほど強く引っ張られるほどでははないのですが、サポートされる程度は個人差があると思います。

 

他の五本指ソックスとの比較

また、別のソックスとも比較しました。

比較したのはランニングソックスでファイテンのソッキング(足王)になります。

外反母趾サポートソックスと同じように五本指でアーチサポートや足裏の滑り止めがついているソックスが比較対象としていいと思い、ソッキングを選びました。

こちらの方がより分かりやすいかもしれません。

外反母趾サポートソックスを履いた時のほうがソッキングを履いたときより親指が真ん中の赤い線によっていることが分かります。

 

履いた感想と履き心地

私は普段使いからランニングまで使用しています。

外反母趾サポートソックスを履くことで足の指に意識がいき、足全体を使って歩けていると感じます。

また、アーチもできていてランニングの際の着地ごとに衝撃を正しく吸収されているように感じます。

五本指ソックスですので通常のソックスよりは履くのに手間がかかりますが、その他の五本指ソックスと比べて履きづらいということはありません。

足裏に滑り止めがついていますので、スラックスやジーパンを履く際に、先に外反母趾サポートソックスを履いてしまうとズボン内で引っかかって履きづらいです。ですので、先にズボンを履いてから外反母趾サポートソックスを履くようにしています。

注意点としては、外反母趾を本来の位置に近づけようとするサポートソックスではありますが、使い始めは1日15分程度の使用に留めるように説明があります。

私は今は1日中履いていますが、時々脱いだ後に親指や足裏が疲れている感じがするときがあります。

ですので、始めて履く際は少し面倒ではあるかもしれませんが徐々に慣らしていくといいと思います。

外反母趾サポートソックスを履いてからはケガがないので一定の効果があるのではないかと感じています。

もちろん外反母趾がケガのすべての原因ではないですが、少なくとも原因の一つを無くせる方向には持って行けていると思います。

 

耐久性

耐久性については、外反母趾サポートソックスを2足(グレーとブラック)を交互に履いて、数ヶ月以上普段使いやランニングにも使用していますが、2足ともつま先の破れやかかとや足裏の箇所が薄くなっているところもありません。

足裏の滑り止めも少し減って来ているところもありますが、完全に剥がれているところはない状態です。

とても縫製はしっかりとしていると思いますので、値段に見合う耐久性は持っていると思います。

【表:甲部分】

【裏:足裏部分】

 

外反母趾サポートソックス関連

外反母趾サポートソックスには足の甲までの長さのインナーハーフ版もありますので、外出時などに外反母趾サポートをしつつオシャレな靴下を履きたいという方にオススメです。

(出典:Tabio HP)

まとめ

私がオススメする外反母趾サポートアイテムを紹介してきました。

ランニング、走力の向上のためにこの外反母趾サポートソックスを見つけて、その効果を体感していますので、ランナーの方で外反母趾が原因で走りに課題がある方は一度試していただけたらと思います。

もちろん、ランナーの方以外にも、普段の生活やウォーキングに使う用途で開発されていますので、ランニングは行っていない方でも外反母趾にお悩みがある方にも試していただけたらと思います。

動物である人にとって足の健康は体全体の健康にも影響をしますので、足と身体の健康のため、その上でランニングの向上のためこれからも使って行こうと思います。

靴下屋のオンラインショップで購入可能です。

「靴下屋」の公式オンラインストア〜Tabio

Doktor Nakano (@DoktorNakano)

 

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  • この記事を書いた人

Doktor Nakano

島根県産まれ。 東大大学院で博士号を取得。スウェーデン・アメリカへ研究留学後、製薬企業にて開発業務に従事中。 東大大学院入学・ビジネス・本レビュー・ランニング・マラソンを中心に情報を発信しています。マラソンPB:3時間38分33秒(ネットタイム、2023大坂・淀川市民マラソン)

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