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【働く全ての人へ捧ぐ】燃える闘魂|令和の時代だからこそ気づきがある1冊!

 

こんな方におすすめの1冊

  • 事業がなかなかうまく行かない。
  • 日々の仕事にやりがいを持てない。

今回ご紹介する本は、京セラとKDDIを一代で築き、JALを再生させた日本を代表する経営者である稲盛和夫さん著「燃える闘魂です。

私は経営者ではなく一ビジネスマンですが、この本を読んで非常にやる気と元気をいただきました。

燃える闘魂って?
今の日本には何が足りないの?
失われた30年と言われる日本に足りないことやこれからの日本に必要なヒントが散りばめられている本だと思います。
Doktor Nakano

結論|Take home message

この本が伝えたいメッセージ・結論は以下に集約されます。

Take home message

現在の日本経済、日本の社会にとって、何が一番足りないのか。それは不屈不撓(ふくつふとう)の心である。何があろうとも、どんな障害があろうとも、それを乗り越えていくという強い意志、勇気、気概が、日本企業のリーダーにかけていたことが、現在の停滞感、閉塞(へいそく)感漂う日本の経済社会をもたらした真因でないか。

非常に熱く、心刺さる言葉が冒頭から書かれています。

経営破綻したJALの再生についてもどのようなことをされたのか具体的に記されています。

これは経営者に限らず全ての人へ向けれられた稲森さんからのメッセージだと私は受け取りました。

おすすめ度

(4.5 / 5.0)

実績に裏打ちされる確かなお考え信念が本書のあらゆるところに散りばめられており、負に落ちることばかりでした。

 

この本を出会ったキッカケ

Amazon Kindle Whitepaperを購入し、Kindle unlimitedで読めるようになっていたのがキッカケになります。

 

事業を成功させるための「経営の原点」十二ヶ条

稲盛和夫さんは本書の中で、これまでの経営の経験から、時代や環境の時代を超えて、事業を成功させるために普遍的に必要なことがらがあると記されています。

十二ヶ条を紹介していきます。

一、事業の目的、意義を明確にする

公明正大で大義名分のある高い目的を立てる。

二、具体的な目標を

立てた目標は常に社員と共有する。

三、強烈な願望を心に抱く

潜在意識に透徹(とうてつ)するほどの強く持続した願望をもつこと。

*透徹:すきとおること。澄んで濁りのないこと。筋が通っていてすみずみまではっきりしていること。

四、誰にも負けない努力をする

地味な仕事を一歩一歩堅実に、弛まる努力を続ける。

五、売上を最大限に伸ばし、経費を最小限に抑える

入るを量って、出ずるを制する。利益を追うのではない。利益は後からついてくる。

六、値決めは経営

値決めはトップの仕事。お客様も喜び、自分も儲かるポイントは一点である。

七、経営は強い意志で決まる

経営には岩をもうがつ強い意志が必要。

八、燃える闘魂

経営にはいかなる格闘技にもまさる激しい闘争心が必要。

九、勇気をもってことに当たる

卑劣な振る舞いがあってはならない。

十、常に創造的な仕事をする

今日よりも明日、明日よりは明後日と、常に改良を改善を絶え間なく続ける。創意工夫を重ねる。

十一、思いやりの心で誠実に

商いには相手がある。相手を含めて、ハッピーであること。皆が喜ぶこと。

十二、常に明るく前向きに、夢と希望を頂いて素直な心で

 

以上になります。

経営の原点と記載されていますが道徳の授業のかのように人として生活する上でも非常に参考になる考え方にだと感じました。

十二ヶ条のどれも理想論だと言われる言葉ですが、これを稲盛和夫さんがおっしゃっているということに驚きを感じると同時に、これが経営の真理だと思います。

世界を代表する企業を2社も企業・経営し、さらに奇跡の再生と言われたJALを再生させた経営手腕をお持ちにですが、奇をてらうことをしてこられたわけではなく、どれもシンプルで当然と思えることばかりです。

 

Doktor Nakanoの着目ポイント

この本を読んだ私なりの着目ポイントは以下になります。

闘魂のイメージ

闘魂というと字のごとく暴力・相手を攻撃するイメージを持たれるかもしれません。私もそのようなイメージで読みすすめており、個人的に自分の考えと違うのではないかと感じてていました。

ただ、やはり稲森さんは闘魂についてのイメージもしっかりと説明されており、非常にしっくりと来ました。

以下抜粋です。

❝集団を守るという闘魂は、単なる粗暴ですぐに暴力をふるうという意味での闘魂ではなく、母親が抱くような闘魂である。たとえば、母鳥がヒナを襲ってくる鷹に対して自分から挑んでいくように、幼い自分の子供が外敵に襲われようとしたとき、小動物であっても、強大な敵に立ち向かっていくことがある。また、自分の危険を顧みず、敵を自分のほうにおびき寄せ、子供を救おうとするように、母親には凄まじい勇気と闘魂を示し、わが子を守ろうとする。

私の闘魂はまさにこの母親の抱く闘魂でした。日本をもっと良くしたいと思う気持ちは子を想う気持ちと似ているのかもしれません。

十二ヶ条は経営者だけでなく働く全ての人にも当てはまる

12ヶ条を読むと経営者のみに当てはまるものではなく、全ての方にとっても非常に参考になる事柄だと感じました。

たとえば、「四、誰にも負けない努力をする」は、たとえ事務的な小さな仕事でも目の前の仕事を確実に行い、それを積み重ねることで大きな仕事ができるということだと思います。

社員であっても、「社長のように働く」「経営目線で働く」と言われることがありますが、いきなり社長ではなく、12ヶ条を自分が部署やグループのリーダーだとして捉えると、部署の目標を立て、メンバーに目標を共有するなど、実践的なものになります。

 

まとめ

稲盛和夫さんの「燃える闘魂」を紹介してきました。

戦争の時代を生きた方なので、昭和的な考えが書かれていると思っていましたが、全くの逆でした。

むしろ、令和の時代だからこそ、古くて新しい普遍的な考え、言葉が本の至るところに記されており、読んでいくなかでやる気と勇気とそして闘魂を抱くようになりました。

まずは、十二ヶ条の一を自分の人生と置き換えて、目標と生きる意義を見つめ直したいと思いました。

この本は、Kindle Paperwhiteを購入し、Amazonの Kindle unlimitedを利用することで出会うことができました。

月額980円(税込)で和書12万冊、洋書120万冊が読み放題なのは破格だと思います。

さらにKindle Paperwhiteを購入したことで月に4~5冊本を読めるようになりました。

みなさんも闘魂を燃やして日本社会を活性化し、ご自分の「幸せ」を手に入れていただきたいと思います。

Doktor Nakano (@DoktorNakano)

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  • この記事を書いた人

Doktor Nakano

島根県産まれ。柏市・神戸市・所沢市育ち。 東大大学院で博士号を取得後、スウェーデン・アメリカへ研究留学。 アメリカから帰国後、日本のバイオベンチャーを経て大手製薬企業にて開発業務に従事。 東大大学院入学・ビジネス・本レビューや日々の関心ごとを中心に情報を発信しています。