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【運は「いい」か「悪い」ではない?】運転者|運に対する考えが180度変わる1冊!

 

こんな方におすすめの1冊

  • どうして私ばっかり運が悪いんだと普段から感じている方。
  • 努力が報われないと感じている方。

今回ご紹介する本は、喜多川泰著「運転者です。

著者の喜多川泰さんは、東京学芸大学を卒業後、笑顔と優しさを挑戦する勇気を育てる学習塾「聡明舎」を創立され、人間的成長を重視した、まったく新しい塾として地域で話題となります。

2005年から作家の活動を開始され、「賢者の石」でデビュー。『「また、必ず会おう」と誰もが言った。』がベストセラーとなり映画化。

本作の「運転者」は18作品目となります。

「喜多川ワールド」と呼ばれるその独特の世界観は、小学生から80代まで幅広い年齢層から愛され、その影響力は国内に止まらず、現在は多数の作品がアジア各国でも翻訳されています。(喜多川泰オフィシャルウェブサイト参照)

本作品は妻子を持つ岡田修一が突然現れるタクシーとその運転者との会話を通じて運について理解していく不思議ですが最後には感動するお話です。

多くのレビューにも書かれている通りですが、「運」というものはどういうものなのか、私にとって「運」に対する考えが180度変わりました。

読み終えたあとは、先祖に感謝し後世に「運」を残していきたいなと感じました。

なんで俺ばっかりこんな目に合うんだよ。運が悪いんだ。
そのように感じる方は多いと思いますが、本作を通じて運の捉え方が変わると思います。
Doktor Nakano

結論|Take Home Message

この本が伝えたいメッセージ・結論は以下に集約されていると感じました。

本作品の中で運転者が主人公の修一へ向けた言葉を抜粋します。

Take home message

  • 運は「いい」か「悪い」で表現するものじゃないんですよ。「使う」「貯める」で表現するものなんです。だから、先に「貯める」があって、ある程度貯まったら「使う」ができる。少しためてはすぐ使う人もいれば、大きく貯めてから大きく使う人もいる。
  • 「運が劇的に変わるとき、そんな場、というのが人生にはあるんですよ。それを捕まえられるアンテナがすべての人にあると思ってください。そのアンテナの感度は、上機嫌のときに最大になるんです。逆に機嫌がある糸、アンテナは働かない。最高の運気がやってきているのに、機嫌が悪いだけでアンテナがまったく働かないから、すべての運が逃げていっちゃうんです。

運は「良い」「悪い」とよく言われますが、本書ではその考えを否定しています。

運は貯めるものであって、運が良いと見える人は運を貯めていて、小さくまたは大きく使っているだけです。

おすすめ度

(5.0 / 5.0)

 

この本を出会ったキッカケ

Amazon Kindle Whitepaperを購入し、Kindle unlimitedで読めるようになっていたのがキッカケになります。

 

Doktor Nakanoの着目ポイント

この本を読んで、私が心に残ったことが2点あります。

  1. 運はポイントカードと同じ。
  2. 運は後世に残すことができる。

運はポイントカードと同じ

本書で出てくる運転者はこのようにも言っています。

「いいですか。岡田さん。運は後払いです。何もしていないのにいいことが起こったりしないんです。ポイント貯めてないのに何かもらえますか?誰もそんなこと期待しないでしょ。でも、運となると、貯めていない人ほど期待するんですよね。

何もしていないのに良いことが起こることを期待してしまう。心に刺さる言葉です。。

この本を読んで、ポイントを持っていないのにいいことが起こらないかなと期待するのはもうやめました。

ポイントの貯め方は人それぞれだと思いますが、私なりのポイントの貯め方を実践していきたいと思います。(上機嫌でいることは大前提です。)

運は後世に残すことができる

本書は修一がタクシーに乗って運転者との会話を通して運について知っていきますが、タクシーにはメーターと思われる数字があり、それは増えるのではなく減って行きます。

運転者いわくお金でなくポイント。そうなんです。貯まった運のポイントを使って修一はタクシーに乗っています。

でもそのポイントは誰が貯めたものでしょうか?

修一自身が貯めたものではなく、亡くなっった修一の父やさらに祖父が残してくれたポイントでした。

本書では「実際あるけど、絶対にない」という章でどうしてポイントが修一に残されているのか説明されています。

修一の祖父は上機嫌だったが、戦争の時代に翻弄され兵士として二十六年の短い人生を終えました。26年分の祖父の上機嫌が修一の父や修一に引き継がれたことで修一に運転者が現れます。

このストーリーを読んだとき涙がでましたし、フィクションとはいえこの考え方はとても人の子として、そして親としてもとても心に響きました。私の父、祖父、そして数え切れない先祖が残してくれたポイントを使わしてもらったことで今の私がある。

これは私の人生が終わるまで忘れはいけないことだと思います。

まとめ

喜多川泰さんの「運転者」を紹介してきました。

運はいい悪いでなく、貯める使うものというイメージを持つことができました。

そして、常に上機嫌でいることで運を貯めることができるので、どんなときでも明るく上機嫌でいるように心がけたいと思うようになりました。子育てに仕事に追われる日々のなか常に上機嫌でいることは難しいこともあるかもしれませんが心がけるだけでも変わると信じたいと思います。

最後に、祖父や父が残してくれた運が残っっていても、もし使ってしまっていたとしても、私も親として、子どもたちやさらに孫に残せるだけの運をこれからの人生で貯めて行きたいと思いました。

 

最後にこの本は、Kindle Paperwhiteを購入し、Amazonの Kindle unlimitedを利用することで出会うことができました。

月額980円(税込)で和書12万冊、洋書120万冊が読み放題なのは破格だと思います。

さらにKindle Paperwhiteを購入したことで月に4~5冊本を読めるようになりました。

Doktor Nakano (@DoktorNakano)

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  • この記事を書いた人

Doktor Nakano

島根県産まれ。柏市・神戸市・所沢市育ち。 東大大学院で博士号を取得後、スウェーデン・アメリカへ研究留学。 アメリカから帰国後、日本のバイオベンチャーを経て大手製薬企業にて開発業務に従事。 東大大学院入学・ビジネス・本レビューや日々の関心ごとを中心に情報を発信しています。