この記事を書いた人
Doktor Nakano
成蹊大学から東京大学大学院農学生命科学研究科へ進学。
同研究科博士後期まで進学し博士号取得(農学博士)。
ポスドクとして海外留学後、日本に帰国しバイオベンチャーにて再生医薬品開発に従事中。
中堅私大から東大大学院へ進学できた私の試験対策や進学後の大学院生活についてお伝えいたします。
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私のブログが一人でも多くの方の夢や目標を叶える一助になれば幸いです。
東大をはじめ大学院入学についてご質問がある方は、ツイッター@DoktorNakanoまたはこちらよりお問い合わせください。
注意
本記事は、私Doktror Nakanoの経験と独自に調べた内容となっておりますことご了承ください。誤情報がないように最新の注意は払っておりますが、万が一記載内容から皆様が不利益を被られましも一切の責任は負えませんこと重ねてご了承ください。
読者の皆様の全てのケースに当てはまる内容ではないため、各位の状況に応じまして情報を調べて頂けますと幸いです。
こんな方におすすめ
- 研究に役立つツールを知りたい。
- 研究生活で役立つものは?
研究生活を始めるにあたりなにか必要なものは無いのか疑問に思われるかもしれません。
研究生活に役立つツール8選
さっそく、私が研究生活で持っていたツールをご紹介します。
パソコン
いうまでもありませんが、まずはパソコンです。
研究室でも共通で使えるPCはありますが、研究データをまとめたり、プレゼンテーション資料を作成するには自分専用のPCがあると非常に便利だと思います。
よく、「研究ではWindowsとAppleのどちらがいいですか?」と聞かれることもがありますが、結論からいうとどちらでも問題ありません。
ただ、私がいた東大では先生方がMacbookやiMacを使っている方が圧倒的に多いので、私もMacbookを購入しました。
今はMacbbok AirやMacbook Proがありますが、研究では写真データや動画も扱うこともあるかもしれませんので、もし可能であればMacbook Proを購入されるのをおすすめします。
Macbookを購入して、このあと紹介するモニターも併用してデスクトップパソコンのように使用する際は、Apple純正のマウスとキーボードを使用するのがオススメです。
どちらもBluetooth接続無線で、線がなくスッキリしますし、一度Macbookに接続すれば自動的に認識されるため非常に便利です。
また純正であるため操作性やキーボード配置はパソコンと全く同じなので戸惑うこともありません。
正直Apple製品は高いので、もちろんWindows PCでも全く問題ありません。
昔は研究で使う顕微鏡などの実験機器がAppleやLinuxと呼ばれるOSで動くものが多かったため、個人のPCでもMacbookを使う必要がありましたが、今は殆どの研究機器でWindows用のソフトが開発され、機械の付属のPCはほぼ100%Windowsといっても過言では無いかと思います。
こういう理由から個人で使うPCもWindowsのPCでOKということです。また、後で紹介するWindowsのオフィスソフト(ワード、エクセル、パワーポイント)がすでにインストールされていますので、その点でもWindowsのPCが便利かもしれません。
最近のWindowsはデザインもMacbookに習ってシンプルでスタイリッシュなものも増えてきていますので、Apple製品にこだわりが無い方という方にはWindows一度かもしれません。
WindowsでオススメのPCは以下です。
OS開発メーカーが開発したOCなのでソフトとハードの相性はよく、デザインもスタイリッシュです。ただ、値段がMacbookに引けを取らないですね。。
実験機器の付属PCとして圧倒的なシャアを誇るDellです。最近デザインもシンプルで、余分なソフトもインストールされておらず、個人PCとしても人気が出てきていると思います。
PCを持つ場合は、ノートPCをおすすめします。デスクトップ型は安くて高性能ですが、学生ですと家でも使用したり、私の場合は海外に留学もしたので、ノートPCを選びました。さらに、ノートPCでもいろいろなサイズがありますが、A4ノートサイズの13.3インチが持ち運ぶには便利だと思います。
PC用モニター
PCの次は、PCにつなげるモニターです。
モニターをおすすめする理由はシンプルに作業効率が格段に上がるからです。
データをまとめながら、パワーポイントを作成する。Googleで検索しながら、パワーポイントを作成するなど頻繁に発生すると思いますので、モニターがあると便利になります。
サイズは27インチ以上あるとモニターだけでも2分割しながら作業がしやすいかと思います。
主要なメーカーのモニターをご紹介します。
Dellのモニターです。PCもDellでしたら相性はいいと思います。
27インチ以上でも安く抑えたい場合にHPはオススメです。
最近でてきた局面のモニターです。幅広いためエクセルなど横に広がってもすべて写せます。
あと、近代的ですね。
USB & HDD
つぎは、データを転送したり保存したりするために必要なツールです。
顕微鏡で撮影した写真を自分のパソコンに移すためにUSBが必要であったり、写真などはデータサイズが大きいためPCのSSDやHDDがすぐにいっぱいにならないように、またバックアップのためにも外付けのHDDやSSDがあると便利でしょう。
オススメのUSB、HDDやSSDをご紹介します。
容量は16GB以上あると使い勝手が良いかもしれません。また、データ転送スピードは速いほうがいいので、USB 3.0をおすすめします。
ただ、最近はネットサーバーでデータ転送などができる研究室もあるかと思いますので、データ転送用というよりはいろいろなファイルの保存用として有用かもしれません。
次にHDDやSSDです。
安価で据え置きでもよければ、I-O DATAやSEAGATEなどの有名ブランドのHDDがおすすめです。4TBで1万円を切るのは非常にお得ですね。
据え置き型はコンセントから電源を取る必要があります。
もし持ち運ぶためにポータブルでしたら、HDDは安いですが、衝撃に比較的弱いので、衝撃に強くデータ転送も速いSSDがオススメです。
ただ、ポータブルは据え置き型に比べて値段が高くなります。
容量あたりでは安く人気が高いBuffaloのポータブルSSDです。
HDDタイプなら、SSDよりも倍の容量で同じ値段です。同じ容量ならSSDの半値です。
ポータブル型はコンセントから電源を取る必要はありません。
Microsoft Office for Mac
こちらは、Macを買った方にオススメです。
やはり世界中で90%誓うの圧倒的シェアを誇るWindowsのソフトであるMicrosoft Office(Word【ワード】、Excel【エクセル】、PowerPoint【パワーポイント】)はあると便利です。
Macbook2台分のライセンスがついています。一度インストールすれば永久的に使用できます。家族や友達との割り勘をおすすめします。
学会のプレゼンテーションや実験機器のデータなどはほぼ全てMicrosoft Officeが使われていますので、互換性があったほうが良いと思います。
また、多くの人が使っているため、使い方などGoogleで検索すれば情報はいいですし、書籍もたくさんあります。
MacにもWordに相当するPages、Excelに相当するNumbers、Powerpointに相当するKeynoteなどはありますが、使用方法に関する情報が少なくなれるまでに時間がかかります。
またMicrosoft Officeのファイルを移したり、逆にMacのofficeソフトで作成したファイルをMicrosoft Officeで写すことはできますが、表示がずれたりすることがあるため注意が必要です。
サンダル
急に、PCや機器ではなくなりますが、次はサンダルです。
バイオ・生物系だと、居室と細胞培養室や動物室部屋などは別れている場合が多いと思いますので、靴の脱ぎ履きが面倒なため、サンダルは必須アイテムです。
サンダルの中でもクロックスは圧倒的なシェアを誇りますね。
私は、他の人と被るのが好きではないため、Keenのサンダルを履いていました。
朝一番に研究室につくと行うことが、靴からサンダルの履き替えです。
タイマー
次はタイマーです。
バイオ系に関わらずだと思いますが、バイオ系では実験の反応時間が短いと数分、長いと1時間など様々あり、タイマーがないと管理がとても難しくなります。
私が愛用していたのは、dretec社製のタイマーです。
選んだ理由はいかになります。
dretec社製を選んだ理由
- 1秒、1分単位で入力可能
- ストラップ付き
タイマーの中には、1分、5分、10分などボタンが決まっているものがありますが、実験では微妙に2分30秒などということもあるため、1秒単位で入力できるタイマーを選びました。
また、実験室と自分のデスクは別々の部屋であったためタイマーを持ち運ぶ必要があり、ストラップ付きのタイマーが必要です。
このふたつを満たしてくれるのでdretecのタイマーでした。
また、嬉しいことに電卓機能もついているので、ちょっとした計算をしたいときに便利です。
水性マーカー
こちらは、細胞培養をしている人には必須のアイテムです。
培養ディッシュやフラスコに細胞名や培養日などの情報を書くことがありますが、培養実験では除菌のため手やディッシュやフラスコのを拭く際に、アルコールをよく使います。
そのため、通常のマッキーなどの油性ペンではアルコールで文字が消えてしまいます。
そこで、アルコールに強い水性マーカーが役に立ちます。
私が愛用していたのは、三菱鉛筆のプロッキーシリーズです。
最近ではマッキーでも特殊用として、マッキーProシリーズがでており、こちらもアルコール耐性です。
寝袋 & 寝袋マット
研究生活で、寝袋!?と思われるかたもいるかと思いますが、私は愛用しておりました。
実験などで夜遅くなったり、修士論文、博士論文で追い込んでいるときは、研究室で泊まることもしばしばあり、仮眠するために寝袋を研究室で常備しておりました。
寝袋マットはおまけですが、私がいた研究室では居室にソファーがなかったため、床で寝ていたため体が痛くならないために愛用していました。
まとめ
私が実際に研究をしていく中で愛用していたガジェットや道具を紹介してきました。
研究生活ではいろいろな道具が必要となるので、大変だとは思いますが少しでも研究の効率をあげられるように、使える道具は使っていくことをオススメします。
寝袋と寝袋マットは全員には必要ないとは思いますが、研究室にいるときに地震などの災害などに遭った場合にも役に立つので持っていてもいいかもしれません。
この記事があなたの研究生活の一助になれば幸いです。
あなたの将来を切り開いて行ってください。
Doktor Nakano (@DoktorNakano)