この記事を書いた人
Doktor Nakano
成蹊大学から東京大学大学院農学生命科学研究科へ進学。
同研究科博士後期まで進学し博士号取得(農学博士)。
ポスドクとして海外留学後、日本に帰国しバイオベンチャーにて再生医薬品開発に従事中。
中堅私大から東大大学院へ進学できた私の試験対策や進学後の大学院生活についてお伝えいたします。
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私のブログが一人でも多くの方の夢や目標を叶える一助になれば幸いです。
東大をはじめ大学院入学についてご質問がある方は、ツイッター@DoktorNakanoまたはこちらよりお問い合わせください。
注意
本記事は、私Doktror Nakanoの経験と独自に調べた内容となっておりますことご了承ください。誤情報がないように最新の注意は払っておりますが、万が一記載内容から皆様が不利益を被られましも一切の責任は負えませんこと重ねてご了承ください。
読者の皆様の全てのケースに当てはまる内容ではないため、各位の状況に応じまして情報を調べて頂けますと幸いです。
こんな方におすすめ
- 他大学から東大大学院を目指しているが、自分の大学から入学できるか不安な方。
- 東大大学院へ合格している学生の出身大学は?
東大大学院を目指している人の中には、次の疑問を持っている人もいるのではないでしょうか?
実際に、東大大学院に合格したDoktor Nakanoが合格者の出身大学をご紹介いたします。
東大大学院入学者進学者の学内・学外の学生の割合
まず、東大大学院ではどの程度学内・学外の学生がいるのかご紹介します。
私が入学した東大大学院農学生命科学研究科の応用動物科学専攻のHPで大まかな内訳が出ています。
出典:東京大学大学院農学生命科学研究科 応用動物科学専攻・動物生命システム科学専修HP
これを見ると、修士では半分以上が外部の学生ということがわかります。
実際に、私の修士の時の同級生は14人いました。その内訳はしたのようでした。
応用動物科学専攻へ進学する東大農学部の動物生命システム科学専修:5名
東大の他の学部(理学部や工学部)や学科からの進学者:2名
海外からの留学生:1名
他大学からの進学者:6名
とグラフに近いですね。
東大となると、研究室単位で有名な教授がいる研究室が多くありますので、東大内で、他の学部や学科から転部という形で進学する学生もいます。
そうなると定員のうち半分程度東大生となり、他大の学生の枠が減っちゃうと思うかもしれません。
それに、東大の大学院へ合格するのは、京都大学や大阪大学、旧帝大や早慶上智などの私立トップ大学ばかり?とイメージされている方もいるかと思います。
次の項で、実際に私が大学院修士・博士課程のときに在籍した中で、先輩・同級生・後輩の出身大学をご紹介します。
東大大学院に合格・進学した人の出身大学一覧
実際に私が大学院にいた時の先輩や同級生、後輩の出身大学一覧です。
東大大学院合格・進学者の出身大学一覧
- 東京大学(農学部・理学部・工学部:理科I・II類)(偏差値:67.5)
- 慶應義塾大学(理・工)(偏差値:65)
- 北海道大学(農・理・工)(偏差値:65)
- 東京理科大学(理・工)(偏差値:62.5)
- 明治大学(農)(偏差値:62.5)
- 岡山大学(理・工)(偏差値:57.5)
- 埼玉大学(理・工)(偏差値:55)
- 茨城大学(理・農)(偏差値:52.5)
- 成蹊大学(理工)(偏差値:52.5)
- 東京薬科大学(生命科学)(偏差値:47.5)
- 麻布大学(生命・環境科学)(偏差値:45)
- 日本獣医生命科学大学(応用生命)(偏差値42.5)
偏差値参考情報:みんなの大学情報
*偏差値はあくまで参考情報ということに注意してください。
*Doktor Nakanoが知っている限りの出身大学であり、全ての東大大学院合格者の出身大学を記載しておりません。
偏差値は、どのような大学の人が東大大学院へ合格するのか分かりやすい指標として記載しています。
そもそも大学院は偏差値ではその大学のレベルを測られていません。
これは、大学入試のように全国統一テスト(センター試験)がないため、相対評価ができないからです。
また、東大の大学院の専攻ごとでも試験科目が異なるため、東大だから一番難易度が高いとも言い切れません。
ただ、私が卒業した成蹊大学やそのほかの私立大学のように、大学受験時の偏差値では東大とは差がある大学からも多くの人が東大大学院へ進学していることが分かります。
と言いつつも、「それぞれの大学でも成績トップだったのではないの?」と気になるかもしれませんが、私の場合は当時の学科には80名程度おり、研究室配属時期の3年の夏の時点で学年でTOP8の成績でした。
決して、それぞれの大学で学年TOPでなくても、東大大学院へ受かることは可能ということがお分かりいただけるかと思います。
私の大学から東大大学院は合格できる?
いま他大学にいて、東大大学院へ進学を希望している人は、自分の学力で東大大学院に合格できるのか気になると思います。
ずばりお答えすると、「大学院入試の対策を120%行えば、どの大学からでも十分合格は可能です。」
120%の対策と大袈裟に書きましたが、これくらいの意気込みと覚悟が必要ということを意味しています。
大学院試験では、英語・一般科目(生物・物理・化学・数学のいずれか1~2教科)・専門科学と受験科目が少ないです。
ですので、対策さえしっかりと行えば合格は可能です。
実際に私が大学院試験に使用した参考書や勉強方法や入試対策に要した時間なども紹介していますので参考にしていただければと思います。
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参考【東大大学院入試情報】必要な勉強時間は?
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参考【東大大学院入試情報】モチベーションの維持方法
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まとめ
東大大学院へ合格・進学する人はみんな他の旧帝大や国公立や私立の上位校のみと思われた方もいるかもしれませんが、実際は色々な他大学の人が合格して東大大院で学んでいます。
大学受験のときは、東大や上位私立校に行けなくても、入った大学で一生懸命勉学に励んでいれば、大学を卒業する頃には東大大学院へ合格できる学力はつくということです。
したがって、臆することなく、東大大学院を目指して欲しいと思います。
私の好きなアメリカ大統領のリンカーンの名言の一つに
"意志あるところに道は開ける"
ーアメリカ合衆国 第16代大統領 エイブラハム・リンカーンー
とあります。
なので、目標があれば、そこに向かって努力ができ、自ずと道は開けていくと思います。
東大大学院や他大学の大学院を考えているあなたへ少しでも参考になれば幸いです。
あなたの将来を切り開いて行ってください。
Doktor Nakano(@DoktorNakano)