この記事を書いた人
Doktor Nakano
成蹊大学から東京大学大学院農学生命科学研究科へ進学。
同研究科博士後期まで進学し博士号取得(農学博士)。
ポスドクとして海外留学後、日本に帰国しバイオベンチャーにて再生医薬品開発に従事中。
中堅私大から東大大学院へ進学できた私の試験対策や進学後の大学院生活についてお伝えいたします。
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私のブログが一人でも多くの方の夢や目標を叶える一助になれば幸いです。
東大をはじめ大学院入学についてご質問がある方は、ツイッター@DoktorNakanoまたはこちらよりお問い合わせください。
注意
本記事は、私Doktror Nakanoの経験と独自に調べた内容となっておりますことご了承ください。誤情報がないように最新の注意は払っておりますが、万が一記載内容から皆様が不利益を被られましも一切の責任は負えませんこと重ねてご了承ください。
読者の皆様の全てのケースに当てはまる内容ではないため、各位の状況に応じまして情報を調べて頂けますと幸いです。
こんな方におすすめ
- 東大大学院を目指している方。
- 東大大学院の大学院入試対策期間について知りたい方。
- 東大大学院の大学院入試に合格するための必要な勉強時間を知りたい方。
東大大学院を目指している方の中には、以下のような疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか?
結論
結論から言うと、何ヶ月準備して、一日何時間勉強すれば必ず大学院に合格するという確証はありません。
全く準備せず、全く勉強しなくても(いわゆるNo勉)合格している人はいるかもしれませんし、逆に、1年前から、毎日10時間勉強しても合格できない人もいるかも知れません。
ただ、言えることは、効率よく、準備をしっかりと行えば期間・時間に関係になく合格は可能です。
各科目の勉強については、別の記事を参考にしてみてください。
準備期間
私の大学院入試試験の準備開始時期と各期間の内容を列記していきます。
準備開始時期と各月の内容
- 3月:東大大学院の希望研究室訪問 & 過去問取寄・参考書を購入・勉強開始
- 4月:研究&受験勉強
- 5月:研究&受験勉強
- 6月;教育実習
- 7月:研究&受験勉強
- 8月:入試
このようになっています。
私の場合は、研究室訪問が3月で、早急に過去問をより寄せて、受験勉強を開始しました。
上記の時間軸をみていただくと、6月は教育実習と書いてあります。
私のいた大学では高校理科(化学)の教員免許も取ることが可能でしたので、教職過程の単位もとっており、4年生の6月に教育実習がありました。
約1ヶ月あり、その期間は教育実習にいっぱいいっぱいで全く受験勉強をできませんでした。
8月は中旬が試験日なので、2週間程度が受験勉強期間です。
したがって、私が受験勉強に使えた期間は、約3ヶ月半~4ヶ月になります。
比較的短いかと思いますが、今思い返してもよく合格できたなと思います。。
ちなみに、東大のみ単願でしたので、その他の大学院の受験勉強は行っていませんでした。
落ちた場合、8月にある成蹊大学の内部試験(面接のみ)は受けられず、後期の修士の筆記試験を受ける必要がありますが、そこは東大の大学院の終始結果がわかってから考えればいいと成蹊大学のときの先生からお言葉でまったく何も考えず、東大に合格することのみ考えていました。
また、このときの私の英語のレベルですが、参考までに3年時に受けたTOEICは390点(TOEFL ITP換算:約430点, TPEFL iBT換算:約39点)でした。。
なので、同じ程度でも十分は合格できます!
勉強時間
受験勉強期間の勉強時間は、1日4時間程度行っていました。
もちろん、土日はもう少し多く6時間程度でしたが、土日も研究室に行っていたため、あまり多くできていませんでした。
参考に、私の大学院受験期間中の1日のスケジュールを円グラフにしてみました。
Doktor Nakanoの大学院試験勉強期間中の1日のスケジュール
見て分かるように、4年生なので、研究室にいる時間が大半になります。
円グラフをもう少し詳しく見ていきます。
- 6:00 起床
- 6:30 登校(電車内で参考書を解いたり読んだりする。歩きながらTOEFLの音声を聞く。)片道1時間
- 7:30 大学についたあと、研究開始までの1時に、参考書(主にEssential分子生物学)を読み・過去問を解く
- 8:30 研究質で実験
- 21:00 帰宅(電車内で参考書を解いたり読んだりする。歩きながらTOEFLの音声を聞く。)片道1時間
- 21:00 夕ご飯・お風呂・少しまったり
- 22:00 試験勉強(Essential分子生物学を読む、参考書・過去問を解く)
- 0:00 就寝
といった感じです。
1日のうち、受験勉強に使える時間は限られているので、いかにスキマ時間を有効活用できるかということが非常に大切になってきます。
私の場合は、通学中の電車の中で参考書を読んだり解いたりし、歩いているときなどにTOEFLの音声を聞いたりしていました。(事故につながるので、今は控えたほうがいいかもしれません。もしくは、周りの音が聞こえるように片耳のイヤホンは外しましょう。)
例えば、実験中の待ち時間などスキマ時間もあるため、そのときはひたすらEssential分子生物学を読んでいました。
サークル・部活動・バイトはしていた?
大学生ではサークルやバイトを行っている人も多いと思います。
私も部活とバイトは行っていましたので、その時のお話をしたいと思います。
部活・サークル
私の場合は、体育会硬式野球部に入っており、ガッツり部活動をしていました。
ただ、部活動といっても高校とは違い、平日は自主練習がメインになり、全体練習はお昼時間のみで、基本授業を優先し、その他の時間は部員一人一人に裁量が与えられていました。
土日は全体練習や練習試合がありました。
このような環境であったため、1~3年生まで部活と勉強の両立ができました。
3年生までは一生懸命部活を行っていましたが、大学院入試を決めたときに、部活で最高学年になった春だったので、同期に受験が終わるまでの4ヶ月間休部をさせてほしいと伝えました。
これは、苦渋の決断でしたが、部活・研究・大学院試験の3つを両立させるのは当時の私には無理でした。
部活はレギュラーでなかったのも、休部できた理由でもあります。
そのときの同期には非常に申し訳なかったのですが、その代わり東大に合格すると誓ったのを覚えています。
バイト
受験勉強を開始した当時は、個人指導の塾でバイトを単発的に行っていました。
その他に飲食系のバイトをもう一つ行っていましたが、4年に上がるときにすべて辞めました。
実家暮らしでしたが、お小遣いを稼ぐため、塾のバイトのみ週末の土曜日に数時間程度続けていました。
これが、受験勉強に影響がない最低限の範囲でした。
学生の皆さんは、実家暮らしでない人もいると思いますので、金銭的な面は大きな課題ですが、受験勉強に影響がない範囲でバイトは行ってもいいと思います。
大学院も大事ですが、その日の生活も大切ですからね。
それに、気分転換にもなり、メリハリがつけられるというプラスの効果も期待できるかもしれません。
私の場合は実家にいたので金銭的な心配は少なく、この点は今でも両親に感謝しています。
まとめ
大学院受験の準備期間や勉強時間について私の体験談を紹介してきました。
改めて、総勉強時間を計算してみると、
約4ヶ月(120日)× 5時間(平日・土日含めた1日平均勉強時間)= 約600時間
となります。
この時間が多いのか、少ないのかは答えはないと思います。
ただ、事実としてあるのは、私はこの4ヶ月間で1から受験勉強を始めて東大の大学院に合格できたということです。
勉強時間を1000時間、2000時間費やしても、その1時間ごとの質が悪ければ100時間の勉強時間にも満たないかもしれません。
したがって、効率よく最短な道のりで勉強し、いかにスキマ時間を活用できるかが大事だと思います。
この点は、一人一人環境が異なると思いますので、各個人で工夫が必要かと思います。
もし、質問やアドバイスがほしいという方がいらっしゃれば、Twitter@DoktorNakanoまたはこちらよりお問い合わせください。
この記事が、東大大学院や他大学の大学院を考えているあなたに少しでも参考になれば幸いです。
あなたの将来を切り開いて行ってください。
Doktor Nakano (@DoktorNakano)