この記事を書いた人
Doktor Nakano
成蹊大学から東京大学大学院農学生命科学研究科へ進学。
同研究科博士後期まで進学し博士号取得(農学博士)。
ポスドクとして海外留学後、日本に帰国しバイオベンチャーにて再生医薬品開発に従事中。
中堅私大から東大大学院へ進学できた私の試験対策や進学後の大学院生活についてお伝えいたします。
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私のブログが一人でも多くの方の夢や目標を叶える一助になれば幸いです。
東大をはじめ大学院入学についてご質問がある方は、ツイッター@DoktorNakanoまたはこちらよりお問い合わせください。
注意
本記事は、私Doktror Nakanoの経験と独自に調べた内容となっておりますことご了承ください。誤情報がないように最新の注意は払っておりますが、万が一記載内容から皆様が不利益を被られましも一切の責任は負えませんこと重ねてご了承ください。
読者の皆様の全てのケースに当てはまる内容ではないため、各位の状況に応じまして情報を調べて頂けますと幸いです。
こんな方におすすめ
- 東大大学院を目指している方。
- 東大大学院の大学院入試の難易度を知りたい。
- 東大大学院の大学院入試の合格率や倍率を知りたい。
東大大学院を目指している方の中には、以下のような疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか?
東大大学院の募集要項
まずは、私が進学した東京大学大学院・農学生命科学研究科の応用動物科学専攻の試験科目と募集人員を確認してみます。
試験科目&募集人員
一般教育科目:生物学+化学・物理学・数学のうち1科目=計2科目
英語 :TOEFL-ITP
専門科目 :応用動物科学
口述試験
募集人員 :19名
令和3(2021)年 東京大学大学院農学生命科学研究科_修士課程学生募集要項のPDFもご覧ください。
各科目について興味ある方は別記事で各科目別試験対策の記事を書いておりますので、ご参照ください。
定員
募集要領をみて分かる通り、募集人員は東京大学院・農学生命科学研究科の各専攻により、大きく異なります。
多いところでは43名とあったり、私が進学した応用動物科学専攻では19名と比較的少ないほうかと思います。
難易度
難易度については、みなさん非常に疑問に思うかと思いますが、正直なところわかりません。
ただ、東大は日本で最難関大学の一つなので、大学院といえど簡単ではないことは確かです。勉強しないで受かることは難しいでしょう。
東大の学部生でも大学院試験に落ちることが稀にあります。
ただ、試験対策の記事でも書いたように、対策さえしっかりと行えば合格できます。
受験者数
私が受験した年度しかわかりませんが、受験者は20人くらいだったと記憶しています。
なので、募集人員に対して、ほぼ1倍の受験者数となることがわかります。
なので、受験さえすれば全員合格するのでは?と思うかもしれませんが、そこは東大です。
そのようなことはありません。
合格者数
合格発表で番号の記載があった合格者は14名と記憶しています。
つまり、東大の出身大学の記事で紹介した通り、修士課程のときの同級生は14名。
そのうち東大の内部生は5名で、外部生または海外からの留学生は8名でした。
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参考【東大大学院入試情報】合格者の出身大学は?
この記事を書いた人 Doktor Nakano 成蹊大学から東京大学大学院農学生命科学研究科へ進学。 同研究科博士後期まで進学し博士号取得(農学博士)。 ポスドクとして海外留学後、日本に帰国しバイオベ ...
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合格率・倍率
受験者数と合格者から合格率と倍率を計算します。
合格率=14名÷20名=70%(7割)
倍率=20名÷14名≒1.4倍
つまり3人に2人は合格できることになります。
まとめ
以上、東大大学院の合格率・倍率をみていきました。
これは、東大大学院のどの専攻も同じ数字ではないことに注意してください。
専攻により大きく異なります。
ただし、仮に募集人員よりも受験者数が少なくても全員が合格するわけではないということです。
上記で紹介した通り、私が受験した際も募集人員は19名でしたが、実際に合格したのは14名です。
ということは筆記試験で合格点をとっていないと、合格者が0人もあり得るということです。
東大といえど、学生がいないと研究室が成り立たないのでは?
と思われる人もいるかも知れません。これは事実な場合もありますが、東大も学部生がいますし、東大の理系学部では大学院進学率は7割を超えます。
実際に同級生の東大内部生は5名いて全員修士課程へ進学しており、その年の農学部・生命システム学科の進学率は100%になります。
したがって、人が足りないということはありません。東大の大学院への進学を希望する外部の学生がいるなら受け入れるキャパはあるよということだけであり、やはり一定の学力は要求されます。
そうでないと、仮に合格ラインを満たないで合格しても、入学後に東大の大学院で研究や勉学を行っていくことは難しいかもしれません。
その場合、本人と東大側の両方が不幸になります。
もちろん環境が人を育てることも事実ですが、それは基礎があることが前提となります。
すこし厳しいことも書いておりますが、そこは東大です。
やはりしっかりと対策をして、努力をできた人にしか大学院の門はくぐれません。
そのためにも、大学院入試対策はしっかりとしてもらえたらと思います。
こちらの記事も合わせて読んでいただき、少しでも参考になればと思います。
東大大学院や他大学の大学院を考えているあなたへ少しでも参考になれば幸いです。
あなたの将来を切り開いて行ってください。
Doktor Nakano (@DoktorNakano)