この記事を書いた人
Doktor Nakano
成蹊大学から東京大学大学院農学生命科学研究科へ進学。
同研究科博士後期まで進学し博士号取得(農学博士)。
ポスドクとして海外留学後、日本に帰国しバイオベンチャーにて再生医薬品開発に従事中。
▼私の詳しいプロフィールはこちら▼
ご質問がある方は、ツイッター@DoktorNakanoまたはこちらよりお問い合わせください。
注意
本記事は、私Doktror Nakanoの経験と独自に調べた内容となっておりますことご了承ください。誤情報がないように注意は払っておりますが、万が一記載内容から皆様が不利益を被られましも一切の責任は負えませんこと重ねてご了承ください。
読者の皆様の全てのケースに当てはまる内容ではないため、各位の状況に応じまして情報を調べて頂けますと幸いです。
こんな方におすすめ
- コンサルティングファームに転職を考えている方
- コンサルティングファーム未経験の方
- デロイトトーマツコンサルティングを希望している方
コンサルに転職したいと思った理由(コンサル志望理由)
まず、「そもそもどうしてコンサルに転職したかったのか?」そこからご紹介していきたいと思います。
面接に必ず聞かれる質問です。この記事を読んでいる方はコンサル転職を考えているまたは現在転職活動中という方もいらっしゃるかと思います。
参考までに面接時に用意していた私のコンサルの志望理由をご紹介します。
コンサル志望理由
様々な企業が持っている素晴らしい製品やサービスを経営判断のミスで結果として世の中の出ない、役にたたない物になってしまうことを避けるために、コンサルタントとして冷静に、正確に、企業の経営されている方々に提言して行きたいと考えたたため。また、コンサルタントの仕事を通して、日本の社会(教育、社会保障、ワークライフバランスなど)を抜本的に変革したいと感じたため。
この志望理由は、今働いしてる会社で感じたことをもとに考えた理由になります。
その他直感的にコンサルになってみたいなと思った理由も列記しますと。
コンサル志望理由
- 英語を活かしたい。
- 海外で働けるチャンスがある。
- 優秀な人が集まる。
- コンサルを経験することでキャリアで泊がつくと思ったから。
- 単純にビッグファームなら格好いいから。
- ドラマのように洗練されたオフィスで働いてみたい。
となります。
一部、面接では話せない正直で恥ずかしい理由もあります。
キッカケとしては、博士研究員としてスウェーデンでの海外留学を経験して、日本に一度帰って来たときに、英語を活かせてまた海外にいける仕事ができないかと考えたときにコンサルという仕事を知りました。
そのときにたまたまマッキンゼー・アンド・カンパニーの博士卒見込みや博士卒の人限定の説明会があることを知り参加しました。
六本木の東京オフィスに行ってその時の説明会に出られていたパートナーの方の話し方、立ち振舞、来ているスーツ全てに印象を受け、今振り返ると、単純に「格好いいな」というのが直感的にコンサルになってみたいなと思った根本の理由かもしれません。
その方は偶然にも、私と同じ東大大学院博士課程卒、同じスウェーデンに留学後、コンサル転職という共通点もあり、非常に共感を得たのもあります。
このような志望理由をキッカケに、いわゆる総合系、戦略系など様々なコンサルティングファームに転職したいと思いました。
デロイトトーマツコンサルティング(DTC)とは?
デロイト トーマツ グループは日本でも最大中のビジネスプロフェッショナルグループであり、①監査・保証業務、②リスクアドバイザリー、③コンサルティング、④ファイナンシャルアドバイザー、⑤税務・法務の5つのビジネスとコーポレート昨日から構成されている。
出典:デロイトトーマツHP
デロイトトーマツ(正式名称:デロイト・トウシュ・トーマツ)は、世界最大の会計事務所であり、アーンスト・アンド・ヤング、KPMG、プライスウォーターハウスクーパースとともに、世界4大会計事務所(Big4)の一つである。
利用したエージェント
私が利用した転職エージェントは、ムービン・ストラテジック・キャリア(Movin' Strategic Career)です。
参照:ムービン
【コンサル転職 エージェント】などとGoogle検索していくと、コンサル転職経験談の多くでオススメされている転職エージェントです。
コンサルティングファームに特化したエージェントであり、ムービンの代表がBCG(ボストン・コンサルティング・グループ)出身ということもあり、コンサルの中でも戦略系エージェントへの転職支援を強みとしています。
もちろん、総合系コンサルティングファーム出身のコンサルタントもいるので、総合系も含めてコンサルティングファームへの転職全般に非常に強みがあります。
その他スタートアップやベンチャー企業のハイクラス案件も扱っています。
具体的なサポートは以下のようなものでした。
- 担当コンサルタントの人と面談・ケース面接対策
- 過去の各コンサルティングファームでのケース面接問題内容閲覧
- 過去の転職活動した人の転職活動記録閲覧
などとなっており、コンサルティングファーム転職の第一人者だけあり、面接の内容など情報が非常に多くあります。
転職エージェントはだいたい無料ですが、ムービンもすべて無料で転職支援・コンサルティングを行ってくれます。
その他、コンサルティングファームへの転職の際に登録をおすすめする転職エージェントです。
オススメの転職エージェント
- AXISコンサルティング:アクセンチュアやBIG4希望者は要登録
- JACリクルートメント:外資系転職に強いエージェント。コンサル専門部署がある。
- リクルートエージェント:転職最大手エージェント。コンサル専門部署がある。
- コンコード:元ムービンコンサルタントが創業。戦略系コンサルティングファームに強み。
私は、ムービンのみしか利用しなかったのでsグア、コンサルティングファームの種類によってエージェントの強みが変わって来たり、ケース面接対策などのサポートや情報量も違いますので、転職の際には登録を行ってエージェントと話だけでもしていくのはオススメだと思います。
もちろん登録や相談は無料です。
選考の流れ
今回のデロイトの選考の流れは以下のようになっていました。
簡単な流れ
- 書類選考
- 2回の面接(1日)
書類選考
エージェントにレビューしていただきながら、作成した履歴書と職務経歴書をエージェントを介して提出しました。
そのお陰もあり、書類選考は無事通過しました。
記事の冒頭では自己紹介はしておりますが、私の学歴や経歴を詳しく知りたい方は自己紹介ページをご覧ください。
ちなみに、応募時の私の年齢は34歳でした。
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参考Doktor Nakanoのプロフィール
初めまして。 Doktor Nakano(@DoktorNakano)と申します。 ここでは、わたしDoktor Nakanoのプロフィールをご紹介していきたいと思います。 記事に関するご質問・インタ ...
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デロイトに限らず、ベイン、BCG、アーサー・D・リトル、A.T.カーニー、PwC、KPMGなどのコンサルで、書類選考は通過できていますので、私の履歴書や職務経歴書をご覧になりたい方はツイッター@DoktorNakanoまたはこちらからご連絡いただければ共有可能です。
また、デロイトではSPAやCAG、玉手箱などの筆記試験はありませんでした。
面接(ビヘイビア&ケース面接)
まず、面接の概要です。
面接概要
◆時間:13:45スタート15:30終了(45分×2回面接)
※10分前までにご来社。
※基本的には上記2回のステップで完結だが、後日に最終面接を実施する場合がある。
◆所要時間:約1時間45分
◆場所:弊社オフィス(新東京ビル8F【813エリア】)
東京都千代田区丸の内3-3-1
https://www2.deloitte.com/jp/ja/footerlinks/office-locator/tokyo/tokyo-shintokyo.html
◆当日の入館方法
平日と同様、1階からご入館。時間までに直接8階の会場。
◆持ち物:なし
このように、1日2回の面接を行って採用に至る選考内容でした。
以下面接日当日に来たメモです。
一回目面接:11:15-12:00(ケース面接)
面接官:パートナー
面接内容
- 自己紹介
- どうしてコンサルタントを志望するのか
- アカデミックな研究からビジネスに興味を持ったきっかけは?
- 英語は問題ないか?
- ケース面接
【ケース課題】急性副鼻腔炎の新たな治療法(バルーン療法)が開発された。市場規模を調べるための戦略は?
市場規模=患者数x使用率
使用率を調べる際は、医者にアンケートを取る必要がある。どのようなアンケートをするか?
- 手術をする患者の割合は?
- 残りの割合のうちどのくらい新規両方をススメめるか?
- 手術をする患者さんにもどの程度ススメるか?
治療法選択者は医者と患者の2者がいる。
新規治療薬のフィードバックとして貴重な意見は誰からか?→手術できない患者さん
- 今の会社は”まだ”1年7カ月だが、もう転職を考えるのか?勤続年数にネガティブ?
- 英語が使えるというわりにはTOEIC845は低いのでは?900点以上ないとダメ?
所感
- ケースが全くできなかった。的を得ていなかった。
- 勤務年数が短いのがマイナスの印象
二回目面接:12:15-13:00 (ビヘイビア面接)
面接官:シニアマネージャー
面接内容
- 自己紹介
- これまでに大変だが成し遂げた仕事は?自分のどのような強みを活かして成し遂げられたか?
- 転職のキッカケ
- ビジネスモデルとは?3つの要素に分解すると?(サービス×資金運用×運用戦略)
- どうしてデロイト?
- 逆質問
o 1日、1週間、1ヶ月の業務内容は?1週間ごとに調査報告
o ジェネラリスト?スペシャリスト?→砂時計型の育成をしている。ジュニアは幅広く、シニアになると専門性を追求、パートナーはさらに広く。
o パートナーはどのように一度狭くした専門性を広くしていくのか?経験と血と汗?(面接官はパートナーでなかったため、回答に困る。そこを体系化できればデロイトの強みとなるかも。)
o 実務にまで落とし込むのか?→プロジェクトによる。
o クライアントのどの階層の人まで実行を助けるのか?→グループ長くらいまで。
o プロジェクトとプロジェクトの間はどうするのか?→1~2週間休み。みな海外旅行に行く。
o 1日の仕事時間は?→面接官の場合:8-20時。週末は仕事なし。たまに帰宅後メールをする程度。
o 福利厚生は?→仕事で執拗な資料等はプロジェクト費でカバーされる。家賃補助等はなく全て給料のみ。
所感
- 正直つかめなかった。
- 1回目も2回目も転職の理由として、今の会社の不満を少し述べたは良くなかったか?
以上のように、2回行われました。
スケジュールの関係で、1回目からパートーナーの方との面接で緊張したのもあり、いわゆるケース面接はボロボロでした。。
少し、パートーナーの方もイライラした感じが伝わりとても気まずい面接でした。
2回目のシニアマネージャーの方とケース面接はなく、淡々と面接(いわゆるビヘイビア面接)で、何を見ているのかはつかめない内容となっていました。
選考結果
結果は「不採用」でした。
3日後にエージェントを介して連絡がきました。
結果の通知は速いです。
まとめ
いわゆる4大総合系ファームの1つであるデロイトのコンサル選考の体験談をご紹介してきました。
コンサル転職の活動を始めて、始めて面接を行ったところであったため、ケース面接も流れがつかめず、緊張もあり結果は残念でした。
ただ、ケース面接の実践を積めたのは非常にいい経験だったと思います。
また、4大総合系ファームのパートーナーとの方とも話すことができたのもいい経験でした。
私のコンサル転職は、結局どこからも採用されないまま終了という形となっています。
ただ、私の体験を通じて、コンサル転職を考えている方や現在転職活動されている方々の参考やお役にたてば幸いです。
他のコンサルティングファームの体験記も公開していますので、一緒にご参考ください。
コンサル転職についてご質問がある方は、ツイッター@DoktorNakanoまたはこちらよりお問い合わせください。
Doktor Nakano (@DoktorNakano)