この記事を書いた人
Doktor Nakano
成蹊大学から東京大学大学院農学生命科学研究科へ進学。
同研究科博士後期まで進学し博士号取得(農学博士)。
ポスドクとして海外留学後、日本に帰国しバイオベンチャーにて再生医薬品開発に従事中。
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注意
本記事は、私Doktror Nakanoの経験と独自に調べた内容となっておりますことご了承ください。誤情報がないように注意は払っておりますが、万が一記載内容から皆様が不利益を被られましも一切の責任は負えませんこと重ねてご了承ください。
読者の皆様の全てのケースに当てはまる内容ではないため、各位の状況に応じまして情報を調べて頂けますと幸いです。
こんな方におすすめ
- コンサルティングファームに転職を考えている方
- コンサルティングファーム未経験の方
- コンサルティングファームへ転職するにはどんな勉強をすればいいの?

オススメ参考書4選
ずばり私が活用した参考書は以下の4つです。
コンサル参考書一覧
- 戦略コンサルティング・ファームの面接試験 難関突破のための傾向と対策(マーク・コゼンティーノ著)
- 戦略コンサルティング・ファームの面接攻略法 マッキンゼーの元面接官が教える秘密のノウハウ(ビクター・チェン著)
- 東大生が書いた 地頭を鍛えるフェルミニ推定ノートー「6パターン、5ステップ」でどんな難問もスラスラ解ける!(東大スタディ研究会著)
- 東大生が書いた 問題を解く力を鍛えるケース問題ノートー50の厳選フレームワークで、どんな難問もスッキリ「地図化」!(東大スタディ研究会著)
それでは、一つ一つ紹介していきます。
戦略コンサルティング・ファームの面接試験 難関突破のための傾向と対策
おそらくコンサルティングファームへ転職するにあたり、まず真っ先に挙げられるのがこの参考書だと思います。バイブル的存在といっても過言ではありません。
コンサルティングファームで行われるケース面接のプロセルの解説、ケース面接対策、フレームワークとツール、実際のケース面接問題集など網羅的に体系的に解説されています。
コンテンツ
- 面接プロセス
- ケース・インタビュー対策
- アイビー・ケース・システム思考法
- 戦略思考のためのフレームワークとツール
- 戦略ケース問答実例集
こちらはバイブル的存在とご紹介いたしましたが、注意なのはこの本が出版されたのが2008年と10年以上となっていて少し古い情報となっていることです。
もちろんケース面接の原理原則は変わらないとは思いますが、世の中は常に変化していますので実例集なども今の時代では正解ではないかもしれません。
ですので、以下のような点に注意して参考程度にこの本を勉強するのがいいのではないかと個人的には思っています。
メモ
- ケース面接とはどのようなプロセスを踏まえるのか?
- フレームワークとツールの使い方は?
- ケース面接を行う上での思考プロセスは?(実例集から読み解く)
再度お伝えしますが、ここまでまとめられた本はありませんので、非常に参考になるのは間違いありません。
戦略コンサルティング・ファームの面接攻略法 マッキンゼーの元面接官が教える秘密のノウハウ
こちらは、マッキンゼー・アンド・カンパニーでコンサルタントだったビクター・チェン氏が書いたコンサルティング・ファームでの面接プロセスや対策をまとめた本になっています。
以下の内容が書かれています。
コンテンツ
- コンサルティング・ファームの採用プロセス
- 数的能力評価の攻略法
- ケース・インタビューの基本
- フレームワークを使いこなす
- 志望者主導のケース・インタビュー
- ケース・インタビューのバリエーション
- 採用通知を勝ち取る
こちらは「戦略コンサルティング・ファームの面接試験 難関突破のための傾向と対策」と並んでバイブル的参考書になると思います。
2016年に出版されていますので、「戦略コンサルティング・ファームの面接試験 難関突破のための傾向と対策」よりも新しくこちらのみ購入すればいいかもしれません。
こちらの本のすばらしいところは、コンサルティング・ファームが面接を通じて面接者に何を求めているのか細かく書かれています。
例えば、コンサルティング・ファームの面接官となるマネージャーや、パートナーはそれぞれ自分の役割があり、マネージャーであればパートナーへの昇進、パートナーは新しいプロジェクトの探索や新規クライアントの獲得などポジションによって業務が違います。
したがって、コンサルタントやアナリストからスタートする面接者に対しては入社時において実務を行える即戦力が求められます。その即戦力を測るのがケース面接です。
コンサルティング・ファームを受ける人は学生であれ、社会人であれ1日目からコンサルタントとして活躍できる人が求められています。
単なるケース面接対策本ではなく、「コンサルティング・ファームとは?」というところから解説されている本書はこれからコンサルティング・ファームを目指す方にとっては非常に目からウロコの情報が書かれています。
東大生が書いた 地頭を鍛えるフェルミ推定ノートー「6パターン、5ステップ」でどんな難問もスラスラ解ける!
東大スターディ研究会が出版している「東大生が書いた〜」シリーズの1つめになります。
そもそもフェルミに推定について簡単に説明いたします。
フェルミニ推定とは
実際に調査することが難しいようなとらえどころのない量を、いくつかの手がかりを元に論理的に推論し、短時間で概算すること。
出典:Wikipedia
つまり、
- 「東京都内にあるマンホールの総数はいくらか?」
- 「日本の年間のコーヒー豆の消費量はいくらか?」
など突拍子もないような事柄を論理的思考を用いて推定していくことです。
フェルミニ推定に初めて触れると全く検討もつかないのですが、本書の解法パターンをまず読んで流れを掴むことでフェルミニ推定について理解を深めることができます。
フェルミニ推定は、答えを出すのことが目的ではなく、推定結果を導く過程がいかに論理的で、抜けや漏れがなく事象を捉えることができているかということが非常に大切です。
フェルミニ推定に関する本は多く出版されていますが、その中で本書はフェルミニ推定の基本的な考え方を説明しつつ例題を通して分かりやすく解説されていますので、人気が高く私もオススメの一冊です。
私の場合の本書の使用方法は、一読し、フェルミニ推定の概略を理解したあとは、後半にある練習問題やエージェントで情報を得た過去の面接で出た問題を行っていきました。
この際に大切なのは、白紙のノートを目の前にお題に対して何も見ずに自力でとにかく推定していくことです。
フェルミニ推定はいかに自分の頭のみで考えるかが大切で、仮に間違っていても自分の思考プロセスのどこが間違いだったのかを確認することが大切になります。
実際に面接ではお題だけ言い渡され、Google検索も許されず自分の頭だけで考えていくことになります。
どのように考えたのかを面接官に説明することがフェルミニ推定であり、そのプロセスがいかに論理的かが問われます。
あとは、四則演算の正確さも一緒に鍛えることができます。実際の面接では電卓の使用が認められないことがあるからです。
実際にカーニーを受けた際は典型的なフェルミニ推定の課題が出されました。
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参考【コンサル未経験からの転職活動体験】A.T.カーニー
この記事を書いた人 Doktor Nakano 成蹊大学から東京大学大学院農学生命科学研究科へ進学。 同研究科博士後期まで進学し博士号取得(農学博士)。 ポスドクとして海外留学後、日本に帰国しバイオベ ...
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本書を利用してフェルミニ推定に強くなっていただけたらと思います。
東大生が書いた 問題を解く力を鍛えるケース問題ノートー50の厳選フレームワークで、どんな難問もスッキリ「地図化」!
東大スターディ研究会が出版している「東大生が書いた〜」シリーズで、前項で説明したフェルミニ推定の次に出版された参考書になります。
こちらもコンサルティング・ファーム志望者には非常に有名な本だと思われます。
「ケース」とは簡単に言うと「クライアント(コンサルティング・ファームのお客さん)の課題を解決する。」ということになります。
例えば、
- マクドナルドの売上を上げるには?
- コロナ渦で、A社のリモートワーク7~8割を達成するには?
など実際にいろいろな企業や国・自治体などが直面している課題を論理的に考えて有効な手段を考えていくことです。
コンサルタント・ファームのコンサルタントとして一番重要な「課題解決力」を面接で判断されるのがこのケース面接になります。
本書ではまずPART1で、
- 問題解決ケースの3ジャンル
- 問題解決ケースの5ステップ
- 実際の面接における5ステップ
について体系的に説明され、そのあと50のフレームワークとツールを用いた例題が記載されています。
本書もフェルミニ推定同様に一読し、ケース問題について理解をしてから、ネットやエージェントで見聞きしたケース問題を実際に説いてみるといいかなと思います。
「東大生が書いた〜」シリーズではまずフェルミニ推定を勉強したと、本書でケース問題を説いていくという流れがスムーズだと思います。
なぜなら、例えば「玩具メーカーが新機能のオセロ板を開発したので、販売戦略を策定せよ。」というケース問題があったとして、まずオセロを行っている現在の推定人口や潜在的な顧客などの策定がまず必要になり、フェルミニ推定力が求められるからです。
参考書を安く買う。
少し話は脱線しますが、参考書を説明してきましたが、ご紹介4冊を購入するだけでも定価で7000~8000円程度かかってしまいます。
社会人、学生関わらず安くはない金額だもと思います。
そこで、私がオススメする安く参考書をゲットする方法は、「メルカリ」や「ラクマ」で新本や古本を購入することです。
※古本に抵抗がある方はご注意ください。
私は、ご紹介したすべての参考書をメルカリで購入して勉強しました。
メルカリで購入すれば30%OFFや最大90%で購入することも可能です。
今回ご紹介した参考書は非常に人気が高いほんであるため、30~50%OFFで購入しました。
購入実例
- 戦略コンサルティング・ファームの面接攻略法:定価(税込)2420円→メルカリで1150円(52%OFF)
- 東大生が書いた~ フェルミニ推定:定価(税込)1595円→メルカリで1050円(35%OFF)
必要経費は抑えて、最大効果を得ましょう!
メルカリやラクマをまだ使用されたことない方はぜひダウンロードして利用してみていただけたらと思います。
今でしたら、こちらのメルカリ招待コードで利用を開始していただくと500円ゲットできます。
招待コード「AJWRXP」
今でしたら、こちらのラクマの招待コードで利用を開始していただくと100Pゲットできます。
招待コード「Va0md」
フリマアプリ等を利用して少しでも安く参考書をゲットしていただけたらと思います。
まとめ
転職活動中に勉強していた参考書をご紹介してきました。
私のコンサル転職は、結局どこからも採用されないまま終了という形となっています。
ただ、私の体験を通じて、コンサル転職を考えている方や現在転職活動されている方々の参考やお役にたてば幸いです。
勉強法のアドバイスとして、フェルミニ推定やケース面接は一人ではなかなか抜けや漏れがあるため、コンサルティング・ファームを志望している友達や知人と一緒に解くことで考え方やアイデアの幅を広げることができると思います。
失敗者からのアドバイスですが、失敗したからこそ分かることがありますので、頭の片隅に置いておいていただければと思います。
実際に各コンサルティングファームでの面接体験記も公開していますので、一緒にご参考ください。
コンサル転職についてご質問がある方は、ツイッター@DoktorNakanoまたはこちらよりお問い合わせください。
Doktor Nakano (@DoktorNakano)